【BR Klassik】マリス・ヤンソンス&バイエルン放送響の新譜(2タイトル)
掲載: 2013年08月01日 14:18
更新: 2013年08月01日 16:02

バイエルン放送響のレーベル“BR Klassik”よりヤンソンスの注目新譜がリリース!
独自の解釈・見解が冴え光るベートーヴェン:交響曲全集と生誕100年を迎えたブリテンの大曲「戦争レクイエム」というファン必聴の2タイトルです。
![]()
ベートーヴェン:交響曲全集+現代の作曲家たち
ヤンソンス&バイエルン放送響における「現在の最高」ベートーヴェン・ツィクルス登場!
それは、単なるベートーヴェンの交響曲全集ではなく、また、単なる「来日公演」のライヴ集ではありません。
昨年のマリス・ヤンソンス来日公演、ベートーヴェン・ツィクルスin サントリー・ホールは様々な反響を呼びました。それは現代における「ベートーヴェン演奏」の可能性を探るものであり、透明感のある響きと近代的なテンポ設定など、従来の解釈を大切にしながらも、独自の見解を上乗せした素晴らしいものでした。しかし、ヤンソンスはこの演奏をそのままパッケージするのではなく、もっと高みを目指すために、一部の曲をミュンヘン・コンサートのものと差し替え、その上、現代作曲家の「ベートーヴェンの交響曲から生み出された」作品(これはヤンソンスが各々の作曲家たちに委嘱したもの)を組み合わせるという、極めて実験的な試みを施すことで、数多のツィクルスとは完全に差別化を図った1セットを創り上げたのです。これは、このセットでしか味わうことはできません。
【曲目】
<CD1>
1-4.ベートーヴェン: 交響曲第1番ハ長調 Op.21
5.ヨハネス・マリア・シュタウト(1974-):「マナイ」(2011)
6-9.ベートーヴェン:交響曲第2番ニ長調 Op.36
10.望月京(1969-):「ニライ-ベートーヴェンの交響曲第2番&第6番へのインテルメッツォ」
<CD2>
1-4.ベートーヴェン:交響曲第3番変ホ長調 Op.55
5.ロディオン・シチェドリン(1932-):ベートーヴェンのハイリゲンシュタットの遺書-管弦楽のための交響的断章(2008)
<CD3>
1-4.ベートーヴェン:交響曲第4番変ロ長調 Op.60
5-8.ベートーヴェン:交響曲第5番ハ短調 Op.67
9-10.ラミンタ・シャルクシュニーテ(1975-):「炎」(2010)
<CD4>
1-5.ベートーヴェン:交響曲第6番ヘ長調 Op.68
6.ギア・カンチェリ(1935-):混声合唱と管弦楽のための「Dixi」(2009)
<CD5>
1-4.ベートーヴェン:交響曲第7番イ長調 Op.92
5.イェルク・ヴィトマン(1973-):管弦楽のための演奏会?序曲「コンブリオ」(2008)
6-9.ベートーヴェン:交響曲第8番ヘ長調
Op.93
<CD6>
1-4.交響曲第9番ニ短調「合唱」Op.125
【演奏】
<CD6>
クリスティアーネ・カルク(ソプラノ)
藤村実穂(アルト)
ミヒャエル・シャーデ(テノール)
ミヒャエル・ヴォッレ(バス)
バイエルン放送合唱団(ペーター・ダイクストラ…合唱指揮)
<CD1-6>
バイエルン放送交響楽団/マリス・ヤンソンス(指揮)
【録音】
<CD1>
2012年11月27日 サントリー・ホール…1-4, 6-9
2012年2月19日 ミュンヘン ヘラクレス・ザール…5
2012年11月8.9日 ミュンヘン ヘラクレス・ザール…10
<CD2>
2012年10月18.19日 ミュンヘン ヘラクレス・ザール…1-4
2008年12月18.19日 ミュンヘン フィルハーモニー・ガスタイク…5
<CD3>
2012年11月26日 サントリー・ホール…1-4
2012年11月27日 サントリー・ホール…5-8
2012年5月17.18日 ミュンヘン ヘラクレス・ザール…9-10
<CD4>
2012年11月8.9日 ミュンヘン ヘラクレス・ザール…1-5
2009年10月29.30日 ミュンヘン ヘラクレス・ザール…6
<CD5>
2012年11月30日 サントリー・ホール…1-4
2008年9月25.26日 ミュンヘン フィルハーモニー・ガスタイク…5
2012年12月1日 サントリー・ホール…6-9
<CD6>
2012年12月1日 サントリー・ホール
![]()
『ベンジャミン・ブリテン: 戦争レクイエム Op.66』
2013年、生誕100年を迎えたベンジャミン・ブリテン(1913-1976)。この「戦争レクイエム」は単なる宗教作品を越えた、彼の代表作の一つです。曲のスコア冒頭には、第一次世界大戦で僅か25歳の命を落とした詩人ウィルフレッド・オーエン(1893-1918)の詩…
"My subject is War, and the pity of War.
我が主題は戦争であり、そして戦争の悲しみである。
The Poetry is in the pity…
詩はその悲しみのなかにあり…
All a poet can do today is warn."
全ての詩人の成し得ることは今日に警告を与えることにある。
が添えられていて、これがブリテンの姿勢を端的に表しています。1962年5月30日に行われた初演は各方面から大絶賛を受けたという不朽の名作です。
2013年3月に行われたこの演奏では、アメリカの人気ソプラノ、エミリー・マギーと、この曲を歌わせたら現代最高のテノールと評されるマーク・パドモア。そして艶やかなバリトンで知られるクリスティアン・ゲルハーエルの3人をソロに迎え、テルツ少年合唱団の無垢の声を併せることで、荒々しいオーケストラの響きと深い祈りの感情を完璧に融合させています。20世紀における戦争体験を普遍化し「平和への祈り」を丁寧に描き出した素晴らしい音楽は、現代に生きる我々に深い感動を与えてくれることは間違いありません。
【曲目】
<CD1>
1.レクイエム・エテルナム
2.ディエス・イレ
3.オッフェルトリウム
<CD2>
1.サンクトゥス
2.アニュス・デイ
3.リベラ・メ
【演奏】
エミリー・マギー(ソプラノ)
マーク・パドモア(テノール)
クリスティアン・ゲルハーエル(バリトン)
マックス・ハンフト(オルガン)
テルツ少年合唱団
バイエルン放送管弦楽団&合唱団
マリス・ヤンソンス(指揮)
【録音】
2013年3月13-15日 ミュンヘンフォルハーモニー・ガスタイク
カテゴリ : ニューリリース