世界の歌姫、オッター最新盤『DouceFrance~優しきフランス』
掲載: 2013年10月23日 13:20

今回のプログラムは、19世紀の印象派歌曲と20世紀のシャンソンをカップリングした2枚組。クラシックの歌曲とシャンソンそれぞれで全く異なる歌声を聴かせる、オッターの多彩な表現力が光る内容です。
世界の歌姫アンネ・ゾフィー・フォン・オッターが、「ソーニョ・バロッコ」(V5286)に引き続き、naiveレーベルからは3枚目のリリースとなる最新盤、「ドゥース・フランス(優しきフランス)」をリリースいたしました!今回のプログラムは、19世紀の印象派歌曲と20世紀のシャンソンをカップリングしたもので、当レーベルからの1stアルバム、「ラブ・ソングス」(V5241)のコンセプトも思い起こさせる内容となっています。ピアノ伴奏はオッターからの信頼厚き名手ベンクト・フォルスベルクが担当。日本でも高い評価を得ているヴィオラ奏者タメスティ、スウェーデンの歌姫マルガリータ・ベンクトソンなど、盤石の共演陣を据えて収録に挑んでいます。肩肘の張っていない自然な歌いぶりで聴く人を包み込むように魅せてくるその歌唱力は流石の一言。いずれのジャンルもメジャーな楽曲が多く集められているため、このジャンルはあまり馴染みがない……という方にもお薦め出来るアルバムです!
幅広いレパートリーを持ち、フランスものでも安定した歌唱を聴かせてくれるオッター。過去にもフランス歌曲集をリリースし、高い評価を得ているだけに、本アルバムも期待必至といったところでしょう。アーン、フォーレ、サン=サーンス、ラヴェル、ドビュッシー……甘美な旋律の数々に乗って、オッターのふくよかな歌声に聴き入ります。フォルスベルクの伴奏はオッターの歌声にぴったりと寄り添い、二人で優美なハーモニーを生み出しています。
また、本アルバム最大の魅力の一つは、やはりクラシックの歌曲とシャンソンそれぞれで全く異なる歌声を聴かせてくれる、オッターの多彩な表現力でしょう!ディスクを2枚目へ入れ替え、シャンソン・ディスクの1曲目「ゲッティンゲン」が始まった途端、舞台は小さなサロンから街角のカフェへと早変わり。しっとりと歌い上げる楽曲では艶やかな歌声に舌鼓を打ち、さらに「双子姉妹の歌」や「ブン!」といった愉しい楽曲では、軽妙洒脱な歌いぶりに魅せられます。タイトルにもなっている「優しきフランス」では、歌う道化師の異名も持つトレネに負けず劣らずのチャーミングさを見せてくれます。「パダム、パダム」や「バラ色の人生」は、いずれもシャンソン界を代表するピアフのヒットソングですが、オッターはピアフよりもすっきりとした歌運びで、この名曲を優しく歌い上げています。収録されているシャンソンは、いずれも本アルバムのためにアレンジがなされており、原曲とはまた一味違った楽しみを味わえます。(キングインターナショナル)

【曲目】
<CD1> 歌曲
(1)アーン: 『灰色の歌』より いみじき時
(2)アーン: 最も美しき今
(3)サン=サーンス: 月の光
(4)サン=サーンス: 私に何も言うことがないのなら
(5)サン=サーンス: 行け、行け、船よ
(6)アーン: 離れ家に閉じ込められたとき
(7)アーン: 私は口づけをしたから
(8)アーン: 田舎の墓地
(9)フォーレ: 『3つの歌』より 秘密op.23-3
(10)ラヴェル: 『クレマン・マロの2 つの風物詩』より スピネットを歌うアンヌへの
(11)ラヴェル: 愛に死せる女王のためのバラード
(12)ドビュッシー: ビリティスの3つの歌(全3曲)
(13)レフナー: 『4つの詩』よりop.5 ひびの入った鐘
(14)レフナー: セレナード
(15)サン=サーンス: 死の舞踏
<CD2> シャンソン
(1)バルバラ: ゲッティンゲン
(2)グランツベルク: パダム・パダム
(3)フェレ: サン=ジェルマン=デ=プレ
(4)バルバラ: なんて美しい季節(9月)
(5)ルマルク: パリで
(6)ハジダキス: 若い郵便屋
(7)ルグラン: 双子姉妹の歌
(8)ルグラン: 君なしで生きていく
(9)コスマ: 枯葉
(10)ショーリアック/トレネ: 優しきフランス
(11)トレネ: ブン!
(12)フェレ: ミラボー橋
(13)ムスタキ: タンドル国の地図
(14)アーン: 秋の歌
(15)ルイギ/モノ: バラ色の人生
(16)ショーリアック/トレネ: 残されし恋には
(17)ルノワール: 聞かせてよ愛の言葉を
(1) -(3)、(6)(7)、(9)-(16):ペル・エクダール編曲
(4)(8):カール・バッジ編曲
(5):ベンガン・ヤンソン&ペル・エクダール編曲
(17)マルガレータ・ベングトソン編曲
【演奏】
アンネ・ゾフィー・フォン・オッター(Ms)
<CD1>
ベンクト・フォルスベルク(Pf)
(5)ビョルン・ガフヴァルト(ハルモニウム)
(13)-(15)アントワーヌ・タムスティ(Va)
<CD2>
(7)マルガリータ・ベンクトソン(歌& ハープ)
ペル・エクダール(Perc.&編曲)
カール・バッゲ(Pf& 編曲)
ベンクト・フォルスベルク(Pf)
マッツ・ベルグストロム(ギター)
オーリー・リンダー(Cb)
ベンガン・ヤンソン(アコーディオン)
ペール・グレバッケン(Cl、バスクラリネット、アルトサックス)
カール・ オランドソン(Tp)
マグヌス・ヴィークルンド(Tb)
ウルス・フォルスベルク(Vn)
アンダース・ヤコブソン(Vn)
マリン・ブロマン(Va)
カティ・ライチネン(Vc)
【録音】
<CD1> 2013年2月、ベルヴァルドホール(ストックホルム)
<CD2> 2013年5月、アトランティス・スタジオ(ストックホルム)
カテゴリ : ニューリリース