マツーエフ&ゲルギエフ&マリインスキー劇場管!チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1,2番
掲載: 2013年11月14日 10:00

曲最高、ピアニスト最高、指揮者最高、オーケストラ最高で、信じられないほど充実した世界が実現しました。新たな決定盤の登場です!
今、チャイコフスキーのピアノ協奏曲を最もエキサイティングに演奏するピアニストは、間違いなくマツーエフでしょう。実演はもとより、テミルカーノフ指揮サンクトペテルブルグ・フィルとの2006年のCDや、2007年シャンゼリゼ劇場のライヴDVDも衝撃的な爆演でしたが、それをも凌駕するとてつもない最新録音が登場します。
今回はゲルギエフ指揮マリインスキー劇場管弦楽団との共演。マツーエフはゲルギエフのお気に入りで、これまでもラフマニノフやショスタコーヴィチの協奏曲で決定盤を制作してきましたが、待望のチャイコフスキーは1番のみならず2番も収録というのが嬉しい限り。最近ロシア系ピアニストの録音が増えてきている2番は原典版のうえ、カットされることの多い第1楽章中間部のオーケストラのみの長い総奏も完全に再現。まさにゲルギエフの独壇場で、交響曲第4番や歌劇「エフゲニー・オネーギン」と共通するチャイコフスキーならではの世界をたっぷり堪能できます。
マツーエフは鋼鉄のタッチと正確無比な技巧が、若き日のギレリスを彷彿させます。目の眩むような超絶技巧に加え、甘さや感傷性のみじんもない骨太で力強い音楽性が魅力。ゲルギエフの指揮ともども久々に男っぽいチャイコフスキー演奏の出現となりました。
ゲルギエフの指揮は重心の低い堂々たるものながら、絶妙なバランス感覚で、強音の総奏部分でも独奏部が明瞭に聴こえ、それが全く自然なのが天才的。2番の第2楽章で延々と歌われるヴァイオリン・ソロの切ない美しさも絶品。ロシア色たっぷりの演奏で、この部分だけでも宝物にしたくなってしまうディスクです。
曲最高、ピアニスト最高、指揮者最高、オーケストラ最高で、信じられないほど充実した世界が実現しました。新たな決定盤の登場と申せましょう。
(キングインターナショナル)

【曲目】
チャイコフスキー:
1.ピアノ協奏曲第1番変ロ短調Op.23
2.ピアノ協奏曲第2番ト長調Op.44(原典版)
【演奏】
デニス・マツーエフ(ピアノ)
ワレリー・ゲルギエフ指揮
マリインスキー劇場管
【録音】
2013年4月14,15日(1)
2013年3月5,6日(2)
マリインスキー・コンサート・ホール
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