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河村尚子、初のコンチェルト~ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番&チェロ・ソナタ

河村尚子

河村尚子のRCA Red Sealからの4枚目の、そして初の大曲コンチェルト録音を含むアニヴァーサリー盤の登場です。2003年ゲザ・アンダ国際コンクール入賞後、2004年11月に小林研一郎指揮東京フィルと日本デビューして以来、この10年は河村がその音楽を開花させ、育てていく『最初の10年』でした。その密度の濃い10年の演奏経験の積み重ねの一つの集大成として、今最も充実した河村渾身のラフマニノフの作品集です。
師クライネフ経由で継承された河村のラフマニノフ解釈は華麗、俊敏でかつフレッシュ。「協奏曲の王者」であり、今や日本で最も有名なクラシック曲であるピアノ協奏曲第2番は、2013年10月、プラハでの名門チェコ・フィルとの共演。
チェロ・ソナタは、オーストリアを代表するチェリストでハーゲン四重奏団のメンバー、クレメンス・ハーゲンと共演した2014年5月のドイツでのライヴ。アニヴァーサリー・アルバムに、敢えてこの2曲を1枚のアルバムにライヴで収録したいという河村尚子の熱い思いが結実したカップリング。共演に世界的な音楽家を得て、河村のピアノはますます深く、高く、大きく冴えわたっています。
河村尚子(かわむら・ひさこ)
1986年渡独。ハノーファー国立音楽芸術大学在学中に数々のコンクールで優勝・入賞を重ね、さらにミュンヘン国際コンクール第2位、クララ・ハスキル国際コンクールで優勝。2004年日本デビュー。2009年新日鉄音楽賞、出光音楽賞、2012年芸術選奨新人賞、2013年ホテルオークラ音楽賞。クラシック界に新風を吹き込む最も旬なピアニスト。兵庫県西宮市生まれ。
【収録予定曲目(曲順未定)】 
セルゲイ・ラフマニノフ(1873-1943)
1.ピアノ協奏曲第2番ハ短調作品18
2.チェロ・ソナタ ト短調作品19
3.前奏曲変ト長調作品23の10
4.前奏曲変ロ長調作品23の2
河村尚子(ピアノ)
1.イルジー・ビエロフラーヴェク指揮チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
2.クレメンス・ハーゲン(チェロ)
【録音】
1.2013年10月9日~11日、チェコ、プラハ、ルドルフィヌム、ドヴォルザーク・ホールにおけるチェコ・フィル定期演奏会でのライヴ・レコーディング
2.~4.2014年5月30日~6月1日、ドイツ、エルマウ、エルマウ城コンサートホールでの
ライヴ・レコーディング
[プロデューサー]フィリップ・ネーデル
[エンジニア] マーティン・キストナー
ハイブリッドディスク(SACD層は2ch)

カテゴリ : ニューリリース | タグ : 高音質(クラシック) SACDハイブリッド(クラシック)

掲載: 2014年06月27日 18:30