アンデスのギターと電子音楽の出会い~笹久保伸+藤倉大/マナヤチャナ
ペルーにてアンデス音楽を研究し、現在は秩父にて「秩父前衛派」を名乗り、作曲家、ギタリスト、映画監督として活動する笹久保伸と、イギリスを拠点に活動する作曲家、藤倉大による世にも不思議なサウンド・インスタレーション。本作は、もともとフェイスブックで初めて出会ったふたりが意気投合し、笹久保がギターのサンプルをデータでロンドンの藤倉に送り、それにエレクトロニクス処理を藤倉が加えてまた笹久保に戻し、それをもとにさらに笹久保がパーツを録音して送り…という作業を繰り返して完成されたた。笹久保のアンデス音楽的な要素、現在もっとも先鋭的な作曲家である藤倉のトリートメントによって、これまで誰も生み出したことのない音楽が出来上がった。決して難解なものではなく、一種のアンビエント、エレクトロニカとしても聴けるもので、いっぽうジャズやワールドミュージック、ポップスの要素も根底にはらみ、また、聴き手に映像を喚起させるようなテクスチュアも感じさせる。「マナヤチャナ」は、ペルー語で「未知のもの」の意。日本先行発売。
笹久保伸
1983年生まれ。ペルーで幼少期を過ごし、ペルー音楽を研究。すでに20枚以上のCDをリリース。映画監督としても活躍している
藤倉大
1977年生まれ。15歳からロンドンに住んで作曲を学ぶ。現在、もっとも再演率の高い作曲家として高い評価を得ている。
【収録曲目】
1.Manayachana(未知のもの)
2.Tuta Wayra(夜の空気)
3.Rumi(石)
4.Puyu(雲)
5.Tinkay(捧げもの)
6.Anqas(青)
7.Paseo Alpaca(アルパカ散歩)
8.Wawa(娘)
9.Wayta(花)
【作曲&演奏】
笹久保伸(ギター)藤倉大(トリートメント)
【録音】
2014年5月 秩父、ロンドン
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2014年07月23日 12:30