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ケラス&メルニコフによるベートーヴェン:チェロとピアノのための作品全集

掲載: 2014年07月24日 17:30

ケラスのベートーヴェン:チェロ・ソナタ全集

人気、実力とも当代ナンバーワンのジャン=ギアン・ケラスの新譜は万全のベートーヴェン。ピアニストのメルニコフがパートナーを務める注目盤です!
チェロのケラスは、ソロ活動ではますます冴えわたった弓さばきを展開しているほか、アルカント・カルテットのメンバーとしての活動も充実。2014年秋にはアルカント・カルテットでも来日が予定されている、押しも押されぬ人気奏者。メルニコフも、近年充実著しいピアニスト。フォルテピアノとモダンのピアノを縦横無尽に弾きこなしておりますが、ここではモダンのピアノを奏でています。
ケラスとメルニコフ両者の、透明感と密度の高さ、精確性を兼ね備えた音質が非常に美しく、1ミリの狂いもないアンサンブルで、ベートーヴェンの世界を自在に駆け巡る伸びやかさが心地よい演奏です。
第1番第1楽章、アレグロ部分でのベートーヴェンならではの溌剌としたパッセージも実に活き活きとしており、抜群に息の合った掛けあいには聴きいってしまいます。有名な第3番の冒頭、チェロが奏でるのびのびとした第一主題も、ケラスは実に楽々と奏で、チェロを受けて入るメルニコフのピアノも絶妙の表情です。第4、5番が書かれたのは1815年、ベートーヴェン後期の世界を感じさせるもの。とくに第4番は、「ピアノとチェロのための自由なソナタ」とも題されているように自由な形式のソナタで、作品全体がひとつの幻想曲のような作品。第5番は古典的なソナタ形式に忠実ではありますが、フーガのような部分が目立つことや、緩徐楽章(チェロ・ソナタ5曲のうち唯一)での瞑想性など、やはり後期の特徴が表れております。ケラスもメルニコフも、研ぎ澄まされた音色で独特の世界を表現しています。ベートーヴェン得意の変奏曲では、ケラスとメルニコフは実に颯爽と軽やか、表情豊か。快心の出来栄えのベートーヴェンです!
ベートーヴェン:チェロとピアノのための作品全集
[CD1]
モーツァルトの『魔笛』の「娘か女か」の主題による12の変奏曲ヘ長調op.66
チェロ・ソナタ第1番ヘ長調op.5-1
チェロ・ソナタ第2番ト短調op.5-2
ヘンデルの『ユダ・マカベア』の「見よ勇者は帰る」の主題による12の変奏曲ト長調WoO.45
[CD2]
チェロ・ソナタ第3番イ長調op.69
モーツァルトの『魔笛』の「恋を知る男たちは」の主題による7つの変奏曲変ホ長調WoO.46
チェロ・ソナタ第4番ハ長調op.102-1
チェロ・ソナタ第5番ニ長調op.102-2
ジャン=ギアン・ケラス(チェロ)
アレクサンドル・メルニコフ(ピアノ)
録音:2013年10&12月/テルデックス・スタジオ・ベルリン

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