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期待のワーグナー指揮者ネルソンスとコンセルトヘボウ管による演奏会形式上演~ワーグナー:さまよえるオランダ人

ネルソンス&コンセルトヘボウ管~ワーグナー:さまよえるオランダ人

2010年に「ローエングリン」を振って以来、この夏で5年連続、通算5度目のバイロイト音楽祭への出演を果たしたネルソンスは、これからの世代を担う期待のワーグナー指揮者といえる存在。そのネルソンスがコンセルトヘボウ管を指揮して、ワーグナーの「さまよえるオランダ人」をレコーディング。
このたびRCO Liveより登場するアルバムは、ワーグナー・アニヴァーサリーに沸いた2013年5月に、音響の良いことで知られる本拠コンセルトヘボウでおこなわれた上演のライヴ録音からのCD化で、オペラの舞台では無く、演奏会形式による上演ということで音質面でも恵まれているのが特徴といえます。コンセルトヘボウ管がピットに入ることは珍しく、長い伝統に比してコンセルトヘボウ管のオペラ録音自体はあまりないので、その意味でも貴重です。
オランダ人役には、1943年ノルウェー出身の大御所、テリエ・ステンスヴォルト。重ねた年輪が孤独と苦悩の役どころにリアルな厚みを与えています。加えて、ゼンタにアニヤ・カンペ、ダーラントにクワンチュル・ユンと、実績あるワーグナー歌いを配しているのも魅力です。
コーラスもバイエルン放送合唱団、NDR合唱団、ケルンWDR放送合唱団と、ドイツ屈指の3団体を迎えた強力な布陣。
ネルソンスがコンセルトヘボウ管を指揮したソフトではほかに、ルツェルン音楽祭2011におけるショスタコーヴィチの交響曲第8番、リムスキー=コルサコフの「シェエラザード」のライヴ映像作品などがあり、たいへん相性のよいところをみせてもいたので、このたびの出来ばえにはかなりの期待が持てそうです。
キングインターナショナル

【収録曲】
ワーグナー:歌劇『さまよえるオランダ人』(全曲)
【演奏】
クワンチュル・ユン(バス ダーラント)
アニヤ・カンペ(ソプラノ ゼンタ)
クリストファー・ヴェントリス(テノール エリック)
ジェーン・ヘンシェル(メゾソプラノ マリー)
ラッセル・トーマス(テノール 舵手)
テリエ・ステンスヴォルト(バリトン オランダ人)
バイエルン放送合唱団
NDR合唱団 マルティン・ライト(合唱指揮)
ケルンWDR放送合唱団
デイヴィッド・マーロウ(合唱指揮)
アンドリス・ネルソンス(指揮)
ロイヤル・コンセルトへボウ管弦楽団
【収録】
2013年5月24&26日 アムステルダム、コンセルトへボウ(演奏会形式によるライヴ上演)

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2014年09月18日 15:13