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リパッティ、フランソワらを育成した名教師&名ピアニスト、ルフェビュールの未発表放送録音がテスタメントから登場!

ルフェビュールの初出ライヴ

ピアノ通の間では伝説であり、フランス・ピアノ音楽界の祖として知られるルフェビュール。しかしながら、実際、その演奏を良好な音質で耳にできる機会は少なく、彼女のピアニズムに触れるには、教え子たちに受け継がれた精神から想像を巡らすに留まってきました。過去、ティッサン=ヴァランタンをリリースし、ロングセラーに育てあげたテスタメントより、今度はルフェビュールの初出音源がリリースとなります。
ラヴェルからは直接、演奏解釈にアドヴァイスをもらい、フォーレには「ベートーヴェンを弾くために生まれてきた!」と評されたルフェビュール。彼女は常に生徒たちに「知性のないテクニックは無意味だ」と言い続けました。その演奏は、まさに知性に裏打ちされた深い作品理解が特徴です。今回このプログラムでも、ラヴェルと対比させるため、シューベルトが取り上げられている点からも、音楽全般に渡る造詣の深さが伝わります。戦時には、ドイツ占領下で演奏することを拒み極貧生活に耐えたこともあり、確固たる自らの思想を確立しそれを貫き通す意志の強さを持っていました。綿密な楽曲分析と強い精神力が表出する彼女の演奏は、表面的な意味での「女性的」という言葉とは対極にあるものです。フランス・ピアニズムの礎を築いた彼女の演奏からは、男女の別を超えた普遍的価値に溢れているのです。(テスタメント)
イヴォンヌ・ルフェビュール(1898~1986)
フランス、エルモン出身のピアニスト、教育者。パリ音楽院でアルフレッド・コルトーに学び、一等賞を獲得して卒業。コンサート・ピアニストとして活躍する傍ら、コルトーが設立したエコール・ノルマル音楽院でコルトーの助手となり、のちにパリ音楽院の教授となりました。その門下からはディヌ・リパッティ、サンソン・フランソワ、カトリーヌ・コラールら錚々たる名手たちを輩出しています。ピアニストとしてはバッハ、ベートーヴェン、シューベルトなどの独墺系作品とフォーレ、ドビュッシー、ラヴェルなどのフランス近代作品を得意としました。1950年にはプラードのカザルス音楽祭に出演、1954年にフルトヴェングラーと共演したモーツァルトのピアノ協奏曲第20番ライヴ(WPCS-12910)は名演として有名です。1970年代から80年代にかけてフランスのFY/Solisticeに一連の録音を行い、ラヴェル作品集(FYCD018)はACCディスク大賞を獲得しました。
(タワーレコード)
《世界初出》
モーリス・ラヴェル:高雅で感傷的なワルツ(12分48秒)
ガブリエル・フォーレ:夜想曲第6番変ニ長調(6分57秒)
舟歌第6番変ホ長調(3分05秒)
夜想曲第13番ロ短調(6分12秒)
フランツ・シューベルト:15のワルツ(8分41秒)
以上、1961年8月17日、BBCへの放送用録音(モノーラル)
クロード・ドビュッシー:前奏曲集第2集(33分37秒)
1963年7月31日、BBCへの放送用録音(モノーラル)
イヴォンヌ・ルフェビュール(ピアノ)
※当CDは当初「1970年8月15日、祝祭大劇場、ザルツブルク(モノーラル)」とお知らせしましたが、上記データが正しいことが判明しました。謹んで訂正いたします。

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2014年10月15日 18:30