フランスのエレクトロニカの最高峰=Saycet約4年振り新作
フランスのエレクトニカ・アーティストSaycet(セイセット)による約4年振りとなる新作が遂に完成。2011年にリリースしロングセラーとなっている『Through The Window』に続く3rdアルバムは建築家ル・コルビュジエのユニテ・ダビタシオンから大きな影響を受けた作品。前作に引き続き女性ヴォーカリスト フォンの幻想的なヴォーカルに、ピエールのメロディアスで心地よいビート感のあるトラックは現在のエレクトロニカ最高峰といえるサウンド。
今作ではゲスト・ヴォーカルにフランスのエレクトロ アーティストYan Wagnerが参加するなど、前作の流れを引き継ぎつつよりビート感の強まった作品に仕上がっています。『Through The Window』の後、トラックメイカーのピエールがパリのMOMAと呼ばれるLe Centre Pompidouでオフィシャルのサウンド・ディレクターに就任するなど多くの経験が今作に反映されています。
【Saycet(セイセット)】
2006年にデビューアルバム「One Day at Home」をリリース。ピエール・ルフェブによるソロ・プロジェクトとして始まったSaycet。TRAX、Les Inrocksなどフランス国内のメデイアで絶賛された後にフォン・ソムサヴァットをヴォーカリストとして迎え入れる。女性ヴォーカルを導入という新たな方向性を開き、2010年に「Through the Window」を完成させる。ライブには女性VJアーティスト=ジタ・コシェが参加し、音の世界を音像化したような幻想的な空間を作り上げる。2011年には来日公演も成功し、日本のみで「One Day At Home」のDVD付き限定盤をリリースする。その後多くのイベントやツアーに出かけた後に、建築家ル・コルビュジエのユニテ・ダビタシオン(フランスではCité radieuse : 輝く都市と表記される)に訪れ影響を受けて制作した3rdアルバム「Mirage」を完成させる。
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掲載: 2015年02月05日 16:21