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DJ-KICKS第50作目!DJコーツェ、11年振りとなるミックスCD

DJ Koze

 

オフィシャルとしては1実に11年ぶりとなるこのミックスCDは、元々はヒップホップDJとしてキャリアをスタートさせたDJコーツェらしいジャンルを縦横無尽に横断する掟破りな感覚と、ドイツのテクノ・シーンの良心として君臨し、数々のトップDJが「彼こそがNo1 DJ だ」と口を揃えて賞賛するスキル、そしてこれまでのアーティスト・アルバムで証明されている卓越したポップなメロディ・センスという、DJコーツェの魅力を構成する全ての要素が集結した、とんでもなく素晴らしいDJミックスに!

〈DJ-KICKS〉の醍醐味であるエクスクルーシヴ・トラックとして作られた、「Jディラ以降のヒップホップ」からの影響も感じさせるコーツェ流ビート・ミュージックといった趣の「I Haven't Been Everywhere But It's On My List」で幕を開け、マッドリブ・プロデュースのストロング・アーム・ステディや〈Stones Throw〉所属のMC、ホームボーイ・サンドマン、同じく〈Stones Throw〉からデビューを飾ったビート・メイカーのマインドデザインの楽曲で自らの出自でもあるヒップホップへの愛情を露わにしつつ、中盤のブロードキャスト~ダニエル・ラノワなどで聴かせる年代を超えたロック~サイケ・ポップの繊細な美しさ、後半で魅せつけるマルセル・フェングラーをはじめとしたベルグハイン・テクノやディープ・ハウスがもたらす感動的なエンディングまで、完全に起承転結をもつストーリーとなった、まさに「DJ の奇跡」といえるミックス。

これほどのポップなセンスが詰まったミックスは、コーツェ以外に成し得ないと断言できる、全てのミュージック・ラヴァー必聴の1枚!随所に仕込まれたコーツェ本人によるエディットも聴きどころです!

 

タグ : クラブ/テクノ

掲載: 2015年06月15日 11:02