正規音源からの復刻で音質鮮明!クナッパーツブッシュ&VPOによるベートーヴェン・ライヴ集(2枚組)
1954年1月17日ライヴはRot-Weiß-Rot放送、1962年2月17日ライヴはオーストリア放送協会収録の正規音源を使用しており、モノラルながら音質は鮮明です。
(タワーレコード)
1929年のザルツブルク音楽祭で、ウィーンフィルと初顔合わせを行ったクナッツパーツブッシュ。以降、彼は1965年に亡くなるまでにこのオーケストラと210回以上のコンサートを行い、強烈なパフォーマンスを行いました。練習嫌いで知られたクナですが、彼が生み出す音楽は常に賞賛の的であり、またスタジオ録音よりもライヴ・コンサートの方が個性が強く出ていることでも知られています。この2枚組には、1954年1月17日のウィーン・ムジークフェラインで開催されたコンサートの全てと、後の1962年2月17日の同じ場所での「英雄」が収録されています。バックハウスとの共演は、何種類かの録音、及びアン・デア・ウィーンでの1962年の映像もリリースされていますが、どれを聴いても、熱を帯びた重くうねる演奏であり「指揮者とピアニストのお互いの息があうことの重要さ」に思い至る素晴らしい演奏です。また、1962年の「英雄」は4種類ある同曲の演奏の中でも最晩年の演奏で、ゆったりとしたテンポに載せて悠々と歌われていくベートーヴェンはとりわけ味わい深いものです。
(ナクソス・ジャパン)
【収録曲】
<CD1>
ベートーヴェン:
1~3.ピアノ協奏曲第4番 ト長調 Op.58
4~7.交響曲第7番 イ長調 Op.92
<CD2>
1.コリオラン序曲 Op.62
2~5.交響曲 第3番 変ホ長調 Op.55“英雄”
【演奏】
ヴィルヘルム・バックハウス(ピアノ)(CD1:1~3)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ハンス・クナッパーツブッシュ(指揮)
【録音】
1954年1月17日(CD1、CD2:1)
1962年2月17日(CD2:2~5)
ウィーン・ムジークフェライン(ライヴ / MONO)