「デッカ・ピュア・アナログ」第1弾 3タイトル~デイヴィス"シベリウス”、ショルティ"春の祭典”、ボスコフスキー"ニューイヤー” 2026年1月中旬発売

名門デッカより、新たな高音質LPシリーズ始動!
「デッカ・ピュア・アナログ」シリーズ第1弾 3タイトル
デッカとフィリップスのレーベルを代表する伝説的なアーティストによる名録音が、それぞれのアーカイブの中から、新たに100%のアナログ盤で登場する「デッカ・ピュア・アナログ」シリーズがデッカより発売されます。すべてオリジナルのアナログ・マスターテープから、名門エミール・ベルリナー・スタジオにてライナー・マイヤールがマスタリング、シドニー・C.マイヤーがカッティングを担当しました。180g重量ヴァージン・ヴィニール盤にパラス社でプレスされた見開きジャケット仕様、ハンドナンバリング入りの限定盤です。第1弾は、サー・ゲオルグ・ショルティ指揮によるストラヴィンスキーの『春の祭典』、サー・コリン・デイヴィス指揮によるシベリウスの交響曲第5番&第7番、ヴィリー・ボスコフスキー指揮による『ウィーン・ニューイヤー・コンサート1979』の3タイトルです。各タイトルにはオリジナルのアートワークおよびライナーノーツ、アーカイブ写真、オリジナルのレコーディング・セッションのシートの複写が付いています。さらにデッカ・クラシックスのA&Rディレクター、ドミニク・ファイフによる、録音の歴史、技術的背景、マスタリングの作業工程などについての詳しい解説付きです。
「“デッカ・ピュア・アナログ"シリーズは、コレクターやオーディオ愛好家にとって驚くべき体験となると同時に、新しいリスナーにとっても、オール・アナログ・サウンドの温かさと輝きをお届けするものとなるでしょう。…このシリーズは“アナログLPの黄金時代"への窓を開けるものです。…オリジナル・マスターから作られ、パッケージも一新されて、これらの伝説的な録音に新たな命が吹き込まれます」(ドミニク・ファイフ)

サー・コリン・デイヴィス『シベリウス:交響曲第5番・第7番/交響詩《タピオラ》』LPレコード2枚組
“生まれながらの"シベリウス指揮者であることを実証するこの録音の決定盤。LP2枚組
サー・コリン・デイヴィスとボストン交響楽団による初のシベリウス録音ツィクルスは1977年にリリースされ、この録音の決定盤として称賛されました。今回のリリースではオリジナルの編集済みの1/2インチ4トラック・クアドラフォニック・マスターから直接ミックス&カッティング。さらに音響的な向上のために録音をオリジナルのLP両面ではなく、3面に分割して収録しています。そして4面にはデイヴィスが1975年12月に録音した、シベリウスの交響詩の最後の傑作『タピオラ』が収められています。LP2枚組。
「コリン・デイヴィスのシベリウスの交響曲ツィクルスを聴いた人は誰も、彼が生まれながらのシベリウス指揮者であること、これらの録音が非常に大きな功績であることに疑いを持たないだろう」――『グラモフォン』誌(1977年)
CD収録予定
シベリウス:
《LP 1》
交響曲第5番変ホ長調Op.82
[Side A]1) 第1楽章:Tempo molto moderato – Largamente – Allegro moderato – Presto
[Side B]1) 第2楽章:Andante mosso, quasi allegretto、2) 第3楽章:Allegro molto – Misterioso – Un Pochettino largamente – Largamente assai
《LP 2》
交響曲第7番ハ長調Op.105
[Side A]1) 第1楽章:Adagio –、2) 第2楽章:Vivacissimo – Adagio –、3) 第3楽章:Allegro molto moderato – Allegro moderato –、4) 第4楽章a:Vivace – Presto – Adagio – Largamente molto –、5) 第4楽章b:Affettuoso
[Side B]1) 交響詩『タピオラ』Op.112
【演奏】
サー・コリン・デイヴィス(指揮)
ボストン交響楽団
【録音】
1975年1月(LP 1, LP 2: Side A)、12月(LP 2: Side B)、ボストン、シンフォニー・ホール

サー・ゲオルグ・ショルティ『ストラヴィンスキー:バレエ《春の祭典》』45回転LP
“激しさと明晰さ"が最大限に引き出された巨匠指揮者による伝説の録音[LP]
サー・ゲオルグ・ショルティは1969年秋に音楽監督としてシカゴに着任した際、この都市とその名高いオーケストラを“眠れる森の美女"になぞらえたことがありました。しかしそれから5年の間に、この新たな関係がどれほど扇情的なものであるのかを明らかにしたのはこのバレエ曲、ストラヴィンスキーの『春の祭典』でした。それは半世紀を経た今もなおスピーカーから激しく飛び出してくるような録音として知られています。この録音は1974年5月14日、シカゴのメディナ・テンプルで、一度のセッションで収録されました。今回45回転盤としての初リリースで、高域特性が改善され、オリジナル録音が誇った“激しさと明晰さ"が最大限に引き出されています。
「魅惑的でありながら力強い、非常に真剣に扱われるべきストラヴィンスキー演奏の一つである」――『グラモフォン』誌(1974年)
CD収録予定
ストラヴィンスキー:バレエ『春の祭典』
[Side A]第1部:大地の礼賛1) 第1曲:序奏、2) 第2曲:春のきざし―乙女たちの踊り、3) 第3曲:誘拐の儀式、4) 第4曲:春の踊り、5) 第5曲:部族の戦いの儀式、6) 第6曲:賢人の行列、7) 第7曲:大地のくちづけ、8) 大地の踊り
[Side B]第2部:いけにえ1) 第9曲:序奏、2) 第10曲:乙女たちの神秘的な集い、3) 第11曲:いけにえの讃美、4) 第12曲:祖先の呼び出し、5) 第13曲:祖先の儀式、6) 第14曲:いけにえの儀式
【演奏】
サー・ゲオルグ・ショルティ(指揮)
シカゴ交響楽団
【録音】
1974年5月14日、シカゴ、メディナ・テンプル

ヴィリー・ボスコフスキー『ウィーン・フィル・ニューイヤー・コンサート1979』新発見アナログ・セーフティ・マスター使用
“初のデジタル録音"と長く称賛された名録音を初のアナログ・サウンドで聴く。LP2枚組
1979年のウィーン・ニューイヤー・コンサートは音楽的にも技術的にも画期的な瞬間でした。ヴィリー・ボスコフスキーにとっては長年務めたウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のコンサートマスターとしての時代の終わりであり、同時に録音技術の新時代の幕開けでもありました。この録音はこれまでデッカ初のデジタル録音として長く称賛されてきましたが、最近になって保管庫から1/4インチ2トラックのアナログ・セーフティ・マスターが発見され、今回初めてアナログ・サウンドで聴けることになりました。LP2枚組。
「これは未曾有のリリースだ…あらゆる意味で、真のデモンストレーション・レコードである」――『グラモフォン』誌(1979年)
CD収録予定
《LP 1》
[Side A]1) J.シュトラウス1世:ワルツ『ローレライ―ラインの調べ』Op.154、2) J.シュトラウス2世:ポルカ『お気に召すまま』Op.372、3) エドゥアルト・シュトラウス:ポルカ『ブレーキをかけずに』Op.238、4) J.シュトラウス2世:ワルツ『酒・女・歌』Op.333、5) ヨーゼフ・シュトラウス:ポルカ『モダンな女』Op.282
[Side B]1) ツィーラー:ワルツ『ヘラインシュパツィールト』Op.518、2) スッペ:喜歌劇『美しいガラテア』序曲、3) J.シュトラウス2世:ワルツ『わが家で』Op.361
《LP 2》
[Side A]1) ヨーゼフ・シュトラウス:ポルカ『風車』Op.57、2) J.シュトラウス2世:チック・タック・ポルカOp.365、3) J.シュトラウス2世&ヨーゼフ・シュトラウス:ピツィカート・ポルカ、ヨーゼフ・シュトラウス:4) ポルカ『ルドルフハイムの人々』Op.152、5) ワルツ『天体の音楽』Op.235
[Side B]J.シュトラウス2世:1) ポルカ『狩』Op.373、2) ポルカ『浮気心』Op.319、3)ワルツ『美しく青きドナウ』Op.314、4) J.シュトラウス1世:ラデツキー行進曲Op.228
【演奏】
ヴィリー・ボスコフスキー(指揮)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
【録音】
1979年1月1日、ウィーン、ウィーン楽友協会
カテゴリ : ニューリリース | タグ : 高音質(クラシック) クラシックLP アナログレコード
掲載: 2025年12月25日 00:00