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故若林駿介氏秘蔵のステレオ・テープからCD化!ミュンシュ&日本フィル白熱のブラームス交響曲第1番

 ミュンシュ&日フィルのブラームス

あのパリ管の名盤以前に、この名演があった!

1962年12月20日、ミュンシュ&日フィルのブラームス:交響曲第1番は、以前フジテレビ収録のDVD(OVBC-00017:現在メーカー在庫切れ)が発売されましたが、この度オクタヴィア・レコードより若林駿介氏所蔵のテープからCD化されることとなりました。カップリングは同月27日の“ハイドンの主題による変奏曲”。ベートーヴェンの第9演奏会の前プロとして演奏されたもので、以前PLATZより出ていた同曲は12月25日の収録とありましたので、別音源の可能性があります。何れも東京文化会館での収録。
(タワーレコード)

あのパリ管の名盤以前に、この名演があった!これは世界的指揮者シャルル・ミュンシュが、日本のオ―ケストラを振った最初で最後の歴史的記録です。1962年冬、ミュンシュは日本フィルの招きで来日し、大きな話題を集めました。それは、この名匠が当時成育途上にあった日本のオーケストラを振り、どのような音楽を披歴するのであろうか、という期待のなかでの来訪でした。果たせるかなミュンシュはオケに激烈な生気も注入し、日本フィルもまた当時74歳を迎えていた老匠の棒に見事に呼応し、一期一会ともいえる熱気充満する演奏を成し遂げています。ミュンシュといえば、すでにパリ管との名盤が存在しますが、それ以前にこの名演を完成させていたのです。故若林駿介氏秘蔵のテープからのCD化、日本フィルハーモニー交響楽団60周年記念アルバム。

【曲目】
ブラームス:交響曲第1番ハ短調Op.68
ハイドンの主題による変奏曲Op.56a
【演奏】
シャルル・ミュンシュ(指揮)
日本フィルハーモニー交響楽団
【録音】
1962年12月20日(交響曲第1番)、27日(ハイドンの主題による変奏曲)
東京文化会館(文化放送収録)

ミュンシュ

Artist
シャルル・ミュンシュ / Charles Munch
1891年ストラスブール生まれ。ヴァイオリンを学び、ゲヴァントハウス管弦楽団のコンサートマスターなどを務める。1929年指揮者デビュー、その後パリ音楽院管弦楽団指揮者を経て、1949年にボストン交響楽団の常任指揮者に就任、1962年までその任にあった。1967年パリ管弦楽団創設時に音楽監督に就任、翌68年楽旅中アメリカで客死、享年77歳。日本には1960年ボストン交響楽団、1962年日本フィルハーモニー交響楽団、1966年フランス国立管弦楽団と3度来日している。 (オクタヴィア・レコード)

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2016年05月20日 20:00

更新: 2016年06月17日 00:00