LSOの打楽器奏者たちによるライヒ~クラッピング・ミュージック、木片のための音楽、六重奏曲
SACDハイブリッド盤
このアルバムに収録されているいずれの3曲もライヒを代表する打楽器中心の作品で、“クラッピング・ミュージック”と“六重奏曲”は過去に作曲者自らが演奏を手掛けた名盤がリリースされています。今回はLSOメンバーの卓越したテクニックによるライヴ演奏をお楽しみください。コンサートやリハーサル、ワークショップなどのイベントを開催しているLSOセント・ルークスでの録音。
“クラッピング・ミュージック”はライヒの構成要素が最も分かり易い曲として知られる最初期の作品。“木片のための音楽”は5人の奏者が音程の異なる5つの木片を使用し、一人の奏者の定常的なパルスに合わせて各奏者が順番にリズムパターンを加えていくことにより成り立っていく、いわばクラッピング・ミュージックの進化系。そして“六重奏曲”は、マリンバ3、ヴィブラフォン2、バスドラム2、アンティークシンバル、タムタム、ピアノ2、シンセサイザー2という編成を取り、多彩な音色とカラフルな和音、そして通常では使われない演奏法(例:ヴィブラフォンでの弓を使った奏法)などを駆使し演奏される、ライヒ打楽器作品の中心的存在のひとつとなっています。
2017年3月にはライヒ自身が来日、東京オペラシティで80歳記念コンサートが開催予定で、作曲者自ら参加する“クラッピング・ミュージック”などが演奏される予定との事。今回のアルバムで早めの予習はいかがでしょうか。
(タワーレコード)
【曲目】
スティーヴ・ライヒ(b 1936):
(1)クラッピング・ミュージック(1972)
(2)木片のための音楽(1973)
(3)六重奏曲(1985)
【演奏】
ロンドン交響楽団パーカッション・アンサンブル
【録音】
2015年10月30日 ロンドン、LSOセント・ルークス(ライヴ)
DSD 128fs録音
レコーディング・サポート/Bowers&Wilkins
カテゴリ : ニューリリース | タグ : SACDハイブリッド(クラシック) 高音質(クラシック)
掲載: 2016年05月31日 13:00