ティチアーティのベルリオーズ・チクルス第4弾は“ロメオとジュリエット”
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ロンドン生まれ、イタリア系イギリス人の若き天才指揮者ロビン・ティチアーティ。スコットランド室内管弦楽団とのシューマンやハイドンの交響曲集でも話題を呼んだ次代の巨匠候補が振るベルリオーズ・プロジェクト、第4弾は劇的交響曲「ロメオとジュリエット」が登場!
「オラトリオ《キリストの幼時》(CKD 430)」でも共演した北欧の雄、スウェーデン放送交響楽団&合唱団とともに、ベルリオーズの華麗なオーケストレーションの粋を集めた傑作を描きます。
2014年からはユロフスキの後任としてグラインドボーン音楽祭の音楽監督にも就任し、ますます活躍を広げるロビン・ティチアーティのベルリオーズにご期待ください!日本語曲目表記オビ付き/特典付き。
(東京エムプラス)
1983年にロンドンに生まれた若きマエストロ、ロビン・ティチアーティの活躍ぶりを往年の大指揮者、サー・ジョン・バルビローリに喩える年配の音楽ファンがいます。それはティチアーティの出自が、サー・ジョンと同様にイタリア系イギリス人であるということに由来するものでしょう。でも、それ以上に二人の指揮者を強く結びつけるのは、オペラに対する飛び抜けた親和性にあるのではないでしょうか。
30歳の若さで、あの鬼才ウラディーミル・ユロフスキのあとを襲ってグラインドボーン音楽祭の音楽監督に就任したティチアーティは、あらゆる時代の、あらゆる国柄のオペラを指揮して、ことごとく成功を収めています。その期待からか、世界中のオペラハウスからひっぱり凧状態。ザルツの“フィガロ”、メットの“ヘンゼルとグレーテル”、スカラの“ピーター・グライムズ”、コヴェントガーデンの“オネーギン”は、なかでも話題と評判をとったものです。
ユース・オケに所属しながら、15歳から指揮を始めた天才少年は、ラトルとコリン・デイヴィスに指揮法を伝授されました。彼のベルリオーズへのこの傾倒ぶりは、イギリス人ながら「スペシャリスト」の呼び声が高かったサー・コリンからの影響なのかもしれません。いずれにしろ、第1弾の“幻想交響曲”の大評判とセールスがあったからこそのチクルス・スタートであったことは、間違いのないところでしょう。聴く者をワクワクさせてくれる若き天才オペラ指揮者の棒で、ベルリオーズの奇抜で桁外れの物語世界をお楽しみ下さい。
(タワーレコード)
【収録曲目】
ベルリオーズ
劇的交響曲 《ロメオとジュリエット》 Op.17
【演奏】
ロビン・ティチアーティ(指揮)
スウェーデン放送交響楽団&合唱団
カティア・ドラゴイェヴィチ(メゾ・ソプラノ)
アンドルー・ステイプルズ(テノール)
アラステア・マイルズ(バス)
【録音】
2014年11月3日-5日、ベルワルド・ホール、ストックホルム
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2016年08月15日 00:10