フランスを本拠地とするソプラノ歌手、浜田理恵の最新盤!『優美なる時 -フランス歌曲集-』
パリ市立シャトレー劇場に於ける鮮烈なオペラ・デビュー以降、国立バスティーユ歌劇場、リヨン国立歌劇場などフランスを中心に活躍する世界的なソプラノ歌手、浜田理恵。ピエール・ブーレーズ率いるアンサンブル・アンテルコンタンポランと共に行ったヨーロッパ・ツアーの掉尾を飾るザルツブルク音楽祭のステージは聴衆を熱狂させました。近年は日本での活動も増え、プッチーニの歌劇「トゥーランドット」全曲(バッティストーニ指揮)におけるリューの感動的な名唱は記憶に新しいところです。
2016年2月に行われた今回のレコーディングは、マスネ、ビゼー、フォーレ、ドビュッシー、ラヴェル、カントループ、プーランクなど、フランス歌曲の多彩なレパートリーを集めました。本文32ページを擁する解説書にはフランス文学者、土屋良二氏の監修による全曲の歌詞と対訳を併載しました。
(キングインターナショナル)
【収録曲目】
フォーレ
祈りながら
川のほとりで
夢のあとに
ドビュッシー
忘れられた小唄
(やるせない夢見心地/私の心に雨が降る/木々の影/木馬/グリーン/憂鬱)
ビリティスの3つの歌
(パンの笛/髪/ナイアードの墓)
雅な宴 第1集
(ひそやかに/あやつり人形/月の光)
ラヴェル
クレマン・マロの2つのエピグラム
(雪を投げつけてきたアンヌ/スピネットを弾くアンヌ)
糸車の歌
プーランク
歌の調べ
(ロマン主義風の歌/田舎風の歌/荘重な歌/快活な歌)
カントルーブ
オーヴェルニュの歌 第1集
~バイレロ/そちらのリムーザンには
ビゼー
歌劇「カルメン」よりミカエラのアリア「何を恐れることがありましょう」
マスネ
歌劇「タイス」より鏡の歌「私は美しいと言っておくれ」
【演奏】
浜田理恵(ソプラノ)
三ッ石潤司(ピアノ)
【録音】
2016年2月24-26日、横浜市青葉台、フィリアホール、セッション
プロフィール:浜田理恵(ソプラノ)
東京芸術大学及び同大学院終了。歌を児島百代、中村浩子、イザベル・ガルシザンズの各氏に、フランス歌曲をアンリエット・ピュイグ= ロジェ、イレーヌ・アイトフの各氏に師事。フランス留学後パリ市立シャトレー劇場でオペラ・デビュー、パリ国立バスティーユ歌劇場にチョン・ミュンフンの指揮オネゲル「火刑台上のジャンヌダルク」でデビュー後、「カルメン」ミカエラ役を始めとして活躍、リヨン国立歌劇場では「ラ・ボエーム」ミミを歌う。またトゥールーズ、アヴィニョン、トゥ一ル 、サンテティエンヌ、等フランス各地の歌劇場で「蝶々夫人」タイトルロール、「トゥラーランドット」リュー、「ファウスト」マルグリット、「ドン・ジョバンニ」ドンナエルヴィラ、「ティトの慈悲」ヴィテッリアを歌う。またコンサートではブーレーズの指揮でザルツブルク音楽祭においてダルバヴィ作品を独唱、プラハの春音楽祭ではフルニリエ指揮でマスネを歌う。日本においてはフルネ指揮東京都交響楽団「愛と海のうた」「シェラザード」デュトワ指揮NHK交響楽団「火刑台上のジャンヌダルク」を始めバッティストーニ指揮東京フィルハーモニー「トゥーランドット」や新国立歌劇場「トゥーランドット」「カルメン」「ホフマン物語」若杉宏指揮びわ湖ホール「ドンカルロ」「ジョヴァンナダルコ」沼尻竜典指揮「ラ・ボエーム」兵庫県立芸術文化センター佐渡裕指揮「蝶々夫人」等に出演。パリ国際声楽コンクールのオペラ部門第一位入賞、出光音楽賞受賞。
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2016年10月18日 00:00