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『激ロック』スペシャルコーナー【8月レコメンドアイテム】

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7月のオススメはこちら

 

IN THIS MOMENT /『Ritual』
GENRE :ALTERNATIVE METAL

才色兼備のメタル・クイーン Maria Brink新境地!
根源的なエネルギーを感じさせるニュー・アルバム完成!

ヘヴィでパワフルなのはもちろんのこと、繊細さや神秘性を兼ね備えた今作。クリーン・ヴォーカルはもちろん、シャウトからデス・ヴォイス、グロウルまで、多彩な歌唱法でリスナーを魅了してきたMaria Brinkの新境地とも言える、シンプルな表現でスピリチュアルな世界観が作り上げられている。さらに、ヴォーカル表現がオーガニックになっただけではなく、インダストリアル・メタルの要素は、よりポップにニュー・ウェーヴ的になって、メタルという枠組みだけでは語りきれない作品!

山本 真由【ライター推薦】

 

 

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CAPTAIN, WE'RE SINKING /『The King Of No Man』
GENRE : EMO, PUNK

流行り廃りに縛られない、ポップ・パンク炸裂する3rdアルバム!

インディー・ロックやフォーク・パンクのエッセンスを織り交ぜた、渋めのエモ・サウンドで、じっくり聴かせてくれる作品。派手さはないが、緩急のあるリズムや言葉を丁寧に拾い上げる素朴なメロディで静かに感動を盛り上げる。ハードなナンバーでは時折スクリームも見せ、ソフトなナンバーでは囁くように語り掛ける、Bob Barnett(Vo/Gt)の少しハスキーなヴォーカルも楽曲の雰囲気にぴったり。日本にはなかなかないサウンドだけど、MONOEYESに同じ匂いを感じるかもしれない。

山本 真由【ライター推薦】

 

 

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SILVERSTEIN /『Dead Reflection』
GENRE : POST HARDCORE

カナダ発ポスト・ハードコア・バンドが放つ
ブレない音楽性で変わらぬ存在感を見せつける最新作!

スクリーモはもう死語かもしれないけど、こういうポップネスとエモさの際立つポスト・ハードコア・バンドはなくなってほしくない。ハードコア、エモ、ポップ・パンク、それらの絶妙な差し引きによって紡ぎ出される、全方位死角なしのバランスの取れた楽曲。キャッチーなメロディはもちろん、それを導き出すリフの期待感、あたたかくしっとりとしたメロディと、感情剥き出しのスクリームの陰陽が入り混じる緊張感はたまらない。彼らには、まだまだこの道をまっすぐ突き進んでいってもらいたい。

山本 真由【ライター推薦】

 

 

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MAKE THEM SUFFER /『Worlds Apart』
GENRE : METALCORE, PROGRESSIVE METALCORE

未整理なバランス感覚で魅了する5人組が放つ
名門Rise Records移籍後初のニュー・アルバム!

激烈なデスコア・スタイルにシンフォニックなデス~ブラック・メタル風の要素を取り入れたオージー産5人組による3枚目。確実に次なるステージへと足を踏み入れたサウンドを展開しており、デスコア的な要素は明らかに減退し、プログレッシヴ且つ重厚なヘヴィネスが、直情的なブルータリティではなく、深遠なドラマ性を誘発し、アンビエントなインスト曲の導入も含めて、アルバム全体に漂う独自の美を形作っている。音楽性の変化ということに対する可否を問う前に、まずは一聴をオススメしたい。

井上 光一【ライター推薦】

 

 

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DED /『Mis•An•Thrope』
GENRE : Nu-METAL, METALCORE, MIXTURE

アリゾナ州の4人組ニューメタル・リバイバル/メタルコア・バンド
Suretone Recordsよりついにデビュー!

KORNのツアーのサポート・アクトに抜擢されるなど、着実に知名度を高めているDEDが、待望の1stアルバムをリリース! グルーヴ感溢れるラップ・パートなど古き良きニューメタルのサウンドをもとに、「Fmfy」などに見られる極端なダウン・チューニングによるDjent風リフの導入といった次世代メタルのトレンドを織り交ぜ、1stながらに音楽性の広さを表現している。大御所ニューメタルのファンはもちろん、近年のニューメタル・リバイバルのキッズの心を鷲掴みにする快作!

宮久保 仁貴【ライター推薦】

 

 

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OBEY THE BRAVE /『Mad Season』
GENRE : METALCORE

DESPISED ICON、元BLIND WITNESSのメンバーによる3rdアルバム!

来日経験もあり、着実にキャリアを積み上げてきたバンドだが、本作でも基本路線から大きく外れることはなく、ダウン・チューニングを施した重厚且つ鋭いリフで構成されるタフなメタルコア・サウンドの中に、叙情ニュースクール的なギター・フレーズ、洒落っ気なしの限りなく男臭いメロディ・パートもふんだんに導入、自らの鳴らすべき音というものがはっきりした楽曲群は、どれも納得のクオリティ。良くも悪くもあか抜けない雰囲気が残っていて、それは欠点というよりは味のひとつであろう。

井上 光一【ライター推薦】

 

 

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SPITE /『Nothing Is Beautiful』
GENRE : DEATHCORE, METALCORE

バンドの勢い増す、デスコア黄金3点要素を詰め込んだ2ndアルバム完成!

OCEANOなどの大御所バンドとの共演を経て、勢いを増している彼ら。前作に続き、エクストリーム・メタル・シーンにおいて、今最も旬なStay Sick Recordingsからのリリースとなる。「Despise」で垣間見える人外的なブチ切れたガテラル、マシンガンのようなブラストビート、細かい金物の光るドラミング、そして“悪い”ピットを誘発するビートダウンのスラミング・パートの連発、デビュー時から1ミリもブレず、極悪デスコアの黄金3点要素を徹底的に詰め込んでいる1枚!

宮久保 仁貴【ライター推薦】

 

 

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QUEENS OF THE STONE AGE /『Villains』
GENRE : ROCK

重低音が引き算されたサイケ・グルーヴ・ロックンロール!

結成20周年を迎え、フジロックへの出演も果たしたQOTSAの最新作。プロデューサーには前作と同様にMark Ronsonを迎え、レコーディング・エンジニアはAlan Moulderが務めている。今作にはラウドロック好きにとって重要な“重低音”はなく、おそらく意図的に引き算されているのだろう。しかし、QOTSAの作品というのは、リスナーの“飢餓感”に訴え掛けてくるものばかり。David Bowieのベルリン三部作に通じるような音像。でも、やっぱりメタルでロックンロール。

KAORU【ライター推薦】

 

 

【激ロック】
ラウドミュージックに特化したフリーマガジン、ポータルサイトの運営、そして国内外のバンドを招聘してのライブイベント、13年間続くROCK DJパーティーの企画、運営を行っている。さらには渋谷宇田川町に位置する「Music Bar ROCKAHOLIC」と同じく宇田川町にあるロックファッション・ショップ&通販サイト「GEKIROCK CLOTHING」の運営など、クロスメディアを超えたクロスカルチャー展開をシーンに仕掛けるラウドミュージック専門のクリエイティブ集団である。

http://gekirock.com/

タグ : ハードロック/ヘヴィメタル(HR/HM) PUNK/EMO

掲載: 2017年08月22日 17:30