「ロマンティック・ピアノ・コンチェルト・シリーズ」第73集はイギリス後期ロマン派の作曲家、ロジャー・サシェヴェレル・クック!
[YouTube Hyperion Records公式チャンネルより]
イギリス後期ロマン派の知られざるピアノ協奏曲、世界初録音!
ロマン派の知られざるピアノ協奏曲の発掘、蘇演を行うハイペリオンの人気シリーズ、「ロマンティック・ピアノ・コンチェルト・シリーズ(RPCS)」第73集は、イギリス後期ロマン派の知られざる作曲家、ロジャー・サシェヴェレル・クック(1912-1972)。
演奏は、ロンドン在住の日本人ヴァイオリニスト小町碧とのデュオでも活躍し、数々の知られざるレパートリーの発掘を進めているイギリスの若きピアニスト、サイモン・キャラハン。
クックの作品はほとんど楽譜も出版されておらず、友人を通じてクックの音楽に巡りあったキャラハンが資料集めやクックの親族から話を伺うなど研究を重ね、2014年にはソロ・ピアノ・アルバムも録音しているスペシャリスト。今回の協奏曲集でも第4番と第5番は、キャラハン自身の手によってスコアやパート譜が準備されています。(第5番は第2楽章のみ現存。他の楽章は紛失、もしくは書かれていないと推測されています。)
ラフマニノフと親交を持ちバックスを尊敬していたというクックの劇的で憂愁な協奏曲。ラフマニノフやスクリャービン、そしてイギリス音楽ファンへ特にオススメです!
(東京エムプラス)
【曲目】
ロジャー・サシェヴェレル・クック(1912-1972):
ピアノ協奏曲第3番 変ホ長調Op.30
ピアノ協奏曲第4番 嬰ハ短調 Op.38
ピアノ協奏曲第5番 ニ短調 Op.57(第2楽章のみ)
(全曲世界初録音)
【演奏】
サイモン・キャラハン(ピアノ)
マーティン・ブラビンズ(指揮)
BBCスコティッシュ交響楽団
【録音】
2016年7月21日-22日、シティ・ホール(グラスゴー)
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2017年08月22日 00:00