エキルベイ『シューベルト:夜と夢』~管弦楽編曲版による歌曲集
オリジナル作品から編曲まで、ありとあらゆる「合唱曲」を独自の視点で奏でるローレンス・エキルベイ。今作は彼女の手兵であるアンサンブル「インスラ・オーケストラ」を率い、シューベルトの歌曲の数々を演奏しています。シューベルトの一連の歌曲は、もともとピアノと歌という極めてシンプルなものですが、これらの歌曲に魅せられたシューベルトの同時代から現代の作曲家たちにより、思い思いの形で管弦楽伴奏版が作られていることは良く知られています。これらは曲に彩りを添えるとともに、シューベルト歌曲の新たな魅力を引き出しており、聴き手にとっても新たな想像力を広げる担い手となっています。ソリストたちは、みな国際的に評価の高い若手歌手たち。また、アクサンチュスのためにも、リヨン音楽院の教授であるフランク・クラフチクが編曲した合唱ヴァージョンを3曲用意、繊細なハーモニーが楽しめます。オーケストラのみのオリジナル曲「ロザムンデ」の間奏曲をはさみ、盛りだくさんな内容も嬉しいところです。
(ワーナー・ミュージック)
【収録予定曲】
シューベルト:
1) 『セレナード』D.957(フェリックス・モットル編)
2) 『歌(シルヴィアに)』D.891(フランク・クラフチク編)
3) 『ます』D.550(ベンジャミン・ブリテン編)
4) 『ガニュメート』D.544(リヒャルト・シュトラウス編)
5) 『夕映えに』D.799(マックス・レーガー編)
6) 『夜と夢』D.827(フランク・クラフチク編)
7) 『若い尼』D.828(フランツ・リスト編)
8) 『タルタルスの群れ』D.583(ヨハネス・ブラームス編)
9) 付随音楽『キプロスの女王ロザムンデ』より間奏曲第3番
10) ロザムンデのロマンス『満月は輝き』 D.797-3b(シューベルト編)
11) 『ゴンドラを漕ぐ人』D.809(フランク・クラフチク編)
12) 『挽歌 (女たちの挽歌)』D.836(フランク・クラフチク編)
13) 『魔王』D.328(ヘクトール・ベルリオーズ編)
14) 『墓』D.377(フランク・クラフチク編)
15) 『君はわが憩い』D.776(アントン・ヴェーベルン編)
【演奏】
ヴィーブケ・レームクール(メゾ・ソプラノ:2,7,8,10)、
スタニスラス・ドゥ・バルビラック(テノール:1,3-6,13,15)
アクサンチュス(合唱:11.12,14)
インスラ・オーケストラ、 ロランス・エキルベイ(指揮)
【録音】2017年4月、フランス、ブローニュ、ラ・セーヌ・ミュジカル
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2017年09月15日 12:30