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メラニー・デ・ビアシオ(Melanie De Biasio)ニュー・アルバム『リリーズ』が発売

Melanie De Biasio

2015年、2016年と2年連続で"モントルー・ジャズ・フェスティバル・ジャパン"へ出演。また、ベルギーと日本の外交関係の樹立150周年というおめでたい年となった2016年は、ベルギーを代表する顔として同国の国王陛下も出席した日本での式典に招待された女性シンガー、メラニー・デ・ビアシオ。古き良きジャズ、ブルース、ソウルの影響を受けるヴォーカル・スタイルでベルギーのビリー・ホリデイ、ニーナ・シモンと評されている彼女は、ここ日本でもクラブ・カルチャー創世記の礎を築いた松浦俊夫、やジェイミー・カラムなどに絶賛されており、レディオヘッドのフィリップ・セルウェイは前作『ノー・ディール』を自身の年間ベスト・アルバム1位に選出している。また、今年に入り 「I Feel You (Eels Remix)」がリドリー・スコット監督によるSF映画『エイリアン: コヴェナント』のトレイラーで使用され再度注目を集めた。

そんな彼女が前作から3年ぶり3作目となる新作『リリーズ』をリリースすることを発表!2016年6月には25分にも及ぶ大作シングル「Blackened Cities」を配信でリリースし話題となっていた彼女。本作では静寂に寄り添うようにメラニーの歌声が響いている。メラニーはアルバムについて次のようにコメントしている。

「ダークな部分と明るさを両方持ち合わせているわ。『ノー・ディール』と『Blackened Cities』を経て、私はしばらく穴蔵に引きこもりたかったの。プロツール、パソコン、そしてほんの100ユーロのチープなマイクを持ってね。大きなスタジオに入って大掛かりなプロダクションを使うこともできたわ、でもそれはしたくなかったの。想像力の発端から、シンプルな素材にこだわった。電気も暖房もなくって、朝か夜かもわからない部屋にこもって制作したの。すごく居心地は悪かったけど、とても自由になれた気がして。これ以上何もいらない、必要なものは全てここにあるっていう感情を抱けてとても心地良かったわ。」

 

掲載: 2017年10月27日 10:45