ヤンソンス&コンセルトヘボウ管によるチャイコフスキー:歌劇「スペードの女王」!2016年オランダ国立歌劇場ライヴ
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団が2016年6月にオランダ国立歌劇場で上演したチャイコフスキーの「スペード女王」。2014/15シーズンを最後にロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団の首席指揮者を退任したマリス・ヤンソンスが指揮台に立ちました。ヤンソンスは、「スペード女王」を現在の手兵バイエルン放響と録音していますし、2018年のザルツブルグ音楽祭では、ノイエンフェルス演出で指揮をする予定となっているだけに、この上演も見逃せません。
今回の演出は、ノルウェー出身のステファン・ヘアハイム。バイロイト音楽祭「パルジファル」、ザルツブルク音楽祭「ニュルンベルクのマイスタージンガー」など、幻想的で従来とは異なる視点を盛り込む演出で大評判の演出家です。
原作は、ロシアの国民的作家プーシキンの『スペードの女王』。18世紀の貴族社会を舞台に、ギャンブルで身を滅ぼす近衛仕官ゲルマンの姿を描いた小説です。
それにチャイコフスキーの弟モデストが台本を書き上げ、チャイコフスキーがよりドラマティックなオペラとして仕上げています。
ヘアハイムの演出では主役はチャイコフスキー自身。エレツキー公爵役のウラディーミル・ストヤノフがチャイコフスキーを演じています。そのためストヤノフは終始舞台にあがり、その風格のある歌声で好演しています。またバイエルン放響との録音にも参加したゲルマン役のテノール、ミーシャ・ディディクも強烈な印象を残す熱演を披露しています。そしてヤンソンスは、ヘアハイムのファンタジックな演出、そして実力派歌手陣の歌唱、各所に登場する美しく洗練されたチャイコフスキーの音楽を見事にまとめあげ、見ごたえのある舞台を作り上げています。
(キングインターナショナル)
【曲目】
チャイコフスキー:歌劇「スペードの女王」
【演奏】
マリス・ヤンソンス(指揮)
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
オランダ国立歌劇場合唱団(合唱指揮:チンリャン・ウー)
新アムステルダム児童合唱団(合唱指揮:カロ・キンド)
ミーシャ・ディディク(テノール:ゲルマン)
アレクセイ・マルコフ(バリトン:トムスキー伯爵/プルータス)
ウラディーミル・ストヤノフ(バリトン:エレツキー公爵)
アンドレイ・ポポフ(テノール:チェカリンスキー)
アンドリー・ゴニューコフ(バス:スーリン)
ミハイル・マカロフ(テノール:チャプリツキー)
アナトリー・シヴコ(バス:ナルーモフ)
ラリサ・ディアートコワ(メゾ・ソプラノ:伯爵夫人)
スヴェトラーナ・アクショーノワ(ソプラノ:リーザ)
アンナ・ゴリャチョーヴァ(メゾ・ソプラノ:ポリーナ/ダフニス)
演出:ステファン・ヘアハイム
舞台美術&衣裳:フィリップ・フューアホーファー
照明:ベルント・プルクラベク
映像監督:ヴェルメーレン
【収録】
2016年6月9日~7月3日、オランダ国立歌劇場、アムステルダム(ライヴ)
【ブルーレイ】
画面:16:9 HD
音声:PCM ステレオ、DTS-HD MA5.0
字幕:英語、ドイツ語、フランス語、韓国語、日本語
原語:ロシア語
リージョン:All
181分
【DVD】(2枚組)
画面:16:9 HD
音声:PCM ステレオ、DTS-HD MA5.0
字幕:英語、ドイツ語、フランス語、韓国語、日本語
原語:ロシア語
リージョン:All
181分
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2018年01月10日 00:00