ユロフスキ&LPO~R.シュトラウス:アルプス交響曲、“影のない女”抜粋、サロメの踊り
2007年からロンドン・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者を務めるウラディーミル・ユロフスキ。この2枚組アルバムは、LPOレーベルにおけるユロフスキの「29番目」のリリースであり、オーケストラとは初のリヒャルト・シュトラウス作品の録音となるものです。【CD1】には描写的な「アルプス交響曲」が収録され、ここでは壮大な情景が広がります。楽団員の能力を最大に発揮させながら、すみずみまでコントロールの効いたロンドン・フィルの爽快な音色が魅力的です。【CD2】には歌劇《影のない女》からの抜粋が収録されています。ここでユロフスキが演奏しているのは、作曲者自身による「交響的幻想曲」ではなく、歌劇全曲からのオーケストラ・ハイライト。ユロフスキは2013年にメトロポロリタン歌劇場で《影のない女》全曲を演奏しており、作品に対して強い共感を抱いているとのことで、ここでも緻密なスコアを丁寧に音として紡いでいます。また、2013年のロンドン・フィル、オープニング・コンサートで演奏された「七つのヴェールの踊り」では繊細な演奏で官能的な情景を見せています。
(ナクソス・ジャパン)
【曲目】
リヒャルト・シュトラウス(1864-1949):アルプス交響曲/《影のない女》管弦楽曲集/七つのヴェールの踊り
[CD1]
1-22.アルプス交響曲 Op.64
[CD2]
1.歌劇《サロメ》-七つのヴェールの踊り
楽劇《影のない女》管弦楽曲集
2.序奏、地上への飛行(第1幕、第1場)
3.第1幕の終曲
4.鷹の情景(第2幕 第2場)
5.間奏曲(第2幕 第3場-第4場)
6.寺院の前の情景(第3幕 第2場-第3場)
7.皇帝の像の前の情景(第3幕 第3場)
8.カップルたちの喜び(第3幕 第3場-第4場)
9.第3幕の終曲
【演奏】
ウラディーミル・ユロフスキ(指揮)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
【録音】
Southbank Centre's ROYAL FESTIVAL HALL,London
2012年9月26日…CD2:2-9
2013年1月19日…CD2:1
2016年4月30日…CD1
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2018年05月17日 00:00