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珍しい!弦楽合奏版“展覧会の絵”が収録されたイリヤ・イオフ編曲による弦楽合奏のためのムソルグスキー作品集!

ムソルグスキー

ヴァイオリニスト、指揮者、イリヤ・イオフの編曲による弦楽合奏のためのムソルグスキー。
「展覧会の絵」はこれまで、ラヴェルによる管弦楽編曲を筆頭に、オルガンやシンセサイザー、ジャズやロック、バヤン(ロシアのアコーディオン)などによる民族音楽的なアプローチまで、様々な編曲が行われ、広く親しまれてきました。
イオフによる新たな編曲では、この作品の美しいメロディを弦楽合奏により引き出しつつ、19世紀ロシア風の手法にこだわり、あくまでロシア的な作品として再生することに成功しています。打楽器や管楽器の直線的な音色から解放された弦楽の雄大な響きには、ロシアの大地を連想させるものが確かにあります。

「子供部屋」は、ムソルグスキーのほかの歌曲集と比較しても取り上げられることの少ない作品ですが、イオフは今回の編曲で「弦楽と声楽が溶け合う音によって、子供の世界が持つ笑い、涙、恐怖、そして真の喜びを初めて描き切ることができた」と語っています。ドイツでの公演の折には「細部まで克明な彫刻のような素晴らしさ」と、地元の新聞で絶賛されました。ラストを飾る「はげ山の一夜」は、一般的なリムスキー=コルサコフ版を下地とした編曲。夜明けの場面にはチューブラーベルも登場しています。ムソルグスキーの研究者やファンの強いこだわりにも十分に応える編曲です。
(ナクソスジャパン)
【曲目】
ムソルグスキー(1839-1881):
1-16.組曲「展覧会の絵」(イリヤ・イオフ編曲 室内管弦楽版)
17-23.子供部屋(イリヤ・イオフ編曲 ソプラノと室内管弦楽版)
24.交響詩「はげ山の一夜」(イリヤ・イオフ編曲 室内管弦楽版)
【演奏】
イリヤ・イオフ(指揮)
ディヴェルティスマン室内管弦楽団

ヴェーラ・チェカノヴァ(ソプラノ)[17-23]
【録音】
2017年
Sound engineer . Alexei Barashkin

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2018年06月19日 00:00