ジョージ・セル&クリーヴランド管弦楽団のベスト盤的アルバム『100人の音楽家と1人の完璧主義者』
106枚組のボックス・セット『ジョージ・セル&クリーヴランド管弦楽団~コンプリート・アルバム・コレクション』のハイライト盤ともいえる『100人の音楽家と1人の完璧主義者』が発売されます。
このアルバムは、1960年代にコロンビア・レコード・クラブの会員のために限定頒布されたサンプラー「サウンド・オブ・ジーニアス」の一環として特別に制作されたもので、このコンビの代表的な名盤から選りすぐったトラックが収録されています。
「端正で透明度が高く、均整の取れた完成度の高い音楽」と絶賛されたセルとクリーヴランド管の音楽は、カラヤン+ベルリン・フィルやオーマンディ+フィラデルフィア管などと並び、20世紀におけるオーケストラ芸術の一つの頂点を極めたものでした。
納得ゆくまで各声部をみがきあげ、完璧なものにしようとしており、フレーズをくっきりと造形し、鮮明な音色を求め、しかも音楽の内容を生気あふれるものにしたのです。
その結果、セルの指揮するクリーヴランド管弦楽団のソノリティは絶妙な陰影に富み、セルがよく口にした、「ヨーロッパの伝統とアメリカの機能性を融合させた最高のオーケストラ」を実現したのでした。
当アルバムにも、このコンビの最高の芸術の精髄が録音された名演奏が収録されています。
(ソニーミュージック)
『ジョージ・セル&クリーヴランド管弦楽団/100人の音楽家と1人の完璧主義者』
【収録予定曲】
1. ドヴォルザーク:『スラヴ舞曲』Op.48より第8番ト短調
2. ヤナーチェク:『シンフォニエッタ』Op.60より第1曲「ファンファーレ」
3. ビゼー:『アルルの女』第2組曲より「ファランドール」
4. メンデルスゾーン:交響曲第4番イ長調Op.90『イタリア』より第4楽章「サルタレッロ」
5. ワーグナー:楽劇『ニュルンベルクのマイスタージンガー』より第1幕への前奏曲
6. モーツァルト:歌劇『フィガロの結婚』序曲
7. モーツァルト:『ディヴェルティメント第2番ニ長調』K.131 より第5楽章
8. バルトーク:『管弦楽のための協奏曲』より第4楽章
9. ブラームス:『大学祝典序曲』Op.80
【演奏】
ジョージ・セル(指揮)
クリーヴランド管弦楽団
【録音】
1957-1966年
ジョージ・セル&クリーヴランド管弦楽団~コンプリート・アルバム・コレクション(106枚組)はこちら>>>
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2018年06月27日 00:00