フランスで活躍する若手奏者たちによる『ブラームス: 室内楽全集』シリーズが始動!
2015年、フランスで創立された「B RECORDS」は、同国内で活躍する若手奏者を積極的に起用して、企画、録音、演奏内容の何れもが質の高いCDを続々とリリースしています。今回ご紹介する2タイトルは同社初の『ブラームス: 室内楽全集』の第1弾、第2弾となるものです。
中心となるのは日本でもおなじみのピアニスト、エリック・ル・サージュと、イザイ四重奏団のメンバーとしても活躍しているチェロ奏者のフランソワ・サルクです。集められたのは売り出し中の若手俊英で、ヴァイオリンにはフランス期待のピエール・フシュヌレと国際コンクールで好成績が続く岡田修一、ヴィオラにはジュネーヴ国際コンクール入賞のリーズ・ベルトーと、ソリストとして将来を嘱望されている奏者ばかりです。
彼らが一つとなって奏でるブラームスの室内楽は、ゆとりのあるテクニックと美しい音色が生み出す瑞々しい外観と、しっとりと落ち着いた佇まいを併せ持った、21世紀ならではの魅力的な演奏スタイルをもっています。ぜひ新しい室内楽演奏の世界を味わっていただきたいと思います。
(タワーレコード 商品本部 板倉重雄)
第1集 ピアノ四重奏曲集 (2枚組)
B RECORDSの新シリーズ、ブラームス室内楽全集の第1集は「ピアノ四重奏曲全集」。作品を演奏するのは、日本でもおなじみのエリック・ル・サージュ、フランソワ・サルクと、フランス国内で絶大な人気を誇る若手ヴァイオリニスト、ピエール・フシュヌレ、1982年生まれ、ジュネーヴ国際コンクールに入賞した女性ヴィオラ奏者リーズ・ベルトー。ブラームスの厳格な精神と美しさを的確に表現しています。
(ナクソス・ジャパン)
【曲目】
ブラームス(1833-1897):室内楽全集 第1集
ピアノ四重奏曲 第1番-第3番
[CD1]
ピアノ四重奏曲 第1番 ト短調 Op.25
ピアノ四重奏曲 第3番 ハ短調 Op.60
[CD2]
ピアノ四重奏曲 第2番 イ長調 Op.26
【演奏】
ピエール・フシュヌレ(ヴァイオリン)
リーズ・ベルトー(ヴィオラ)
フランソワ・サルク(チェロ)
エリック・ル・サージュ(ピアノ)
【録音】
2017年3月5日 ライヴ
Maladrerie St-Lazare de Beauvais, Paris, France
第2集 弦楽五重奏曲&六重奏曲集 (2枚組)
ブラームス室内楽全集の第2集。こちらは弦楽のみの曲集ですが、パリ音楽院出身の若き日本の俊英ヴァイオリニスト、岡田修一が奏者として参加しているのがポイント。ブラームスの厚みのある響きを奏者全員で紡ぎ出しています。
(ナクソス・ジャパン)
【曲目】
ブラームス(1833-1897):室内楽全集 第2集
弦楽五重奏曲&六重奏曲
[CD1]
弦楽五重奏曲 第1番 ヘ長調 Op.88
弦楽五重奏曲 第2番 ト長調 Op.111
[CD2]
弦楽六重奏曲 第1番 変ロ長調 Op.18
弦楽六重奏曲 第2番 ト長調 Op.36
【演奏】
ピエール・フシュヌレ(ヴァイオリン)
岡田修一(ヴァイオリン)
リーズ・ベルトー(ヴィオラ)
アドリアン・ボワソー(ヴィオラ)
フランソワ・サルク(チェロ)
ヤン・ルヴィオノワ(チェロ)
【録音】
2018年3月7日 ライヴ
La Maladrerie St-Lazare, Beauvais, France
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2018年10月02日 00:00