ケンペ&シュターツカペレ・ドレスデンによるR.シュトラウスの歌劇“ダフネ”初出ライヴ!(2枚組)
これは凄い!ケンペ&シュターツカペレ・ドレスデンの「ダフネ」初出ライヴ!
センパーオパー・エディションは最新がVol.11ながら、何故かVol.4のみ未発売の欠番となっていました。ようやくの発売となりましたが、それがケンペ&シュターツカペレ・ドレスデンによるリヒャルト・シュトラウスの「ダフネ」初出ライヴという驚愕の音源!
「ダフネ」はリヒャルト・シュトラウス13番目のオペラ。1936年から37年にかけて作曲、カール・ベームに献呈され、翌38年10月にベーム指揮のシュターツカペレ・ドレスデンで世界初演が行われました。1950年にケンペとシュターツカペレ・ドレスデンがニュープロダクションで上演しますが、前年に亡くなったリヒャルト・シュトラウスの追悼公演の意味あいも込められていました。それを実況放送した際の歴史的音源が残っていて、今回初めて日の目を見ました。
ケンペといえばリヒャルト・シュトラウス管弦楽作品全集をものしたほどの権威。そのケンペによる「ダフネ」を聴くことができるのは奇跡と申せましょう。
さらに嬉しいのがフィル・アップとして、初演直後に同一キャストによるアリアが3篇収められていること。いずれもエレクトローラ盤の板起こしですが、非常に貴重な演奏を耳にすることが実現しました。ことにダフネが樹に変容していく終結部は非常に感動的。
もうひとつのフィル・アップは、終結部を管弦楽曲に編曲したものをケンペが指揮したものも収録していること。全集にも収録されていないお宝です。
(キングインターナショナル)
『センパーオパー・エディションVol.4』
【収録内容】
[曲目]
1.リヒャルト・シュトラウス:歌劇「ダフネ」(全曲)
[演奏]
ペナイオス:ゴットロープ・フリック(バス)
ゲア:ヘレナ・ロット(アルト)
ダフネ:グートルーン・ヴュステマン(ソプラノ)
ロイキッポス:ヴェルナー・リービッヒ(テノール)
アポロ:ヘルムート・シンドラー(テノール)ほか
ルドルフ・ケンペ(指揮)
シュターツカペレ・ドレスデン
ドレスデン国立歌劇場合唱団
[録音]
1950年(ライヴ)、ゼンパーオパー(モノラル)
[曲目]
2.R.シュトラウス:歌劇「ダフネ」より初演時の独唱者によるアリア~アポロのアリア「神よ! オリンポスの兄弟!」/ダフネのアリア「私は喜んであなたと」/ダフネの変容
[演奏]
トルステン・ラルフ(テノール)
マルガレーテ・テシェマッハー(ソプラノ)
カール・ベーム(指揮)
シュターツカペレ・ドレスデン
[録音]
1938年12月か1939年1月、ゼンパーオパー(モノラル)
[曲目]
3.R.シュトラウス:歌劇「ダフネ」よりダフネの変容(管弦楽曲版)
[演奏]
ルドルフ・ケンペ(指揮)
シュターツカペレ・ドレスデン
[録音]
1950年(ライヴ)、ゼンパーオパー(モノラル)
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2018年11月20日 00:00