Unearth(アンアース)7枚目のアルバム『Extinction(s)』
メンバーのOliを失いながらも、2018年11月に『Victim of the New Disease』をリリースするALL THAT REMAINS、そして2018年現在活動休止中のSHADOWS FALLらと並び、ボストンを代表するメタルコアバンド、またマサチューセッツ州の頭文字をとった"MA"メタルバンドとして現在も精力的に活動を続けているUNEARTH(アンアース)。
PANTERAのグルーヴとハードコアの要素、さらに往年のメタル由来のアンセミックなフックを見事に融合させたサウンドは全世界で50万枚を超えるアルバム・セールスを誇り、全米のみならず日本においてもファンベースを築き上げている。
2004年の初来日以降、LOUDPARK、EXTREME THE DOJOといったビッグ・イベントをはじめ、強力なカップリング・ツアーなど来日経験も豊富なUNEARTHが衰え知らずの屈強なサウンドと変わらない姿勢を証明したのが2018年最新作『Extinction(s)』だ。
正確無比でテクニカル、さらにファストなギター・フレーズを中間部に大胆に導入し、"これぞUNEARTH!"と拳を突き上げたくなるアルバム1曲目の「Incinerate」。さらに、作品のリリースを重ねる毎に強靭さが増していくTrevorの咆哮も更に上のレベルに到達、「Survivalist」ではかつてないほどに喉を鳴らしている。
そして、今作最終曲「One With TheSun」まで高い緊張感を保ち、攻めの手を緩めることはない。プロデューサー、エンジニアにはWill Putney (EVERY TIME I DIE、BODY COUNT、GOJIRA、THE AMITY AFFLICTION、AFTER THE BURIAL)が初参加。ドラム・パートのアドバイザーには4作目『The March』(2008年)、5作目『Darkness in the Light』(2011年)のプロデュースを過去に務めたKILLSWITCH ENGAGEの頭脳=Adam Dutkiewiczを迎え、向かうところ敵なしのサウンドを構築している。また、今作はバンドの結成20周年を自ら祝う記念碑的作品でもある。
これからのUNEARTHも、永久不変の精神を貫き、ファンのために存在するバンドで居続けることは間違い無いであろう。
【収録曲】
1.Incinerate
2.Dust
3.Survivalist
4.Cultivation of Infection
5.Hunt Begins, The
6.Hard Lined Downfall
7.King of the Arctic
8.Sidewinder
9.No Reprisal
10.One With the Sun
タグ : ハードロック/ヘヴィメタル(HR/HM)
掲載: 2018年12月10日 16:47