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Eumir Deodato(エウミール・デオダート)、EQUIPE レーベル原盤のアルバム『Os Catedraticos : Ataqu』が復刻

Eumir Deodato(エウミール・デオダート)アルバム『Os Catedraticos : Ataqu』

ジャズ~フュージョンからポップスに至るまで幅広いフィールドで活躍し、累計で500枚以上のレコード製作に関わってきたブラジル出身の世界的マエストロ、エウミール・デオダート。これまでにともに仕事をしてきたアーティストは、アレサ・フランクリン、アースウィンド&ザ・ファイヤー、フランク・シナトラ、ジョージ・ベンソン、トム・ジョビン、そしてビョークまで。グラミー賞も受賞するなどセルジオ・メンデスとならび世界的にもっとも成功したブラジル人アーティストと言えるだろう。

そんなデオダートだが、USに渡航する以前にはジャズサンバの作編曲家/ピアニストとして活躍していた。その時代に残された傑作のうちの一枚が本作 EQUIPE レーベル原盤の『OS CATEDRATICOS - ATAQUE』 である。のちにアレンジャーとして世界を席巻する才覚をこの時点で存分に発揮。トロンボーンの名手エヂソン・マシエル、ドラムスのウィルソン・ダス・ネヴィス、ベースのセルジオ・バホーゾ、ギターのジェラルド・ヴェスパールといった当時最高峰の音楽家を迎えた大所帯コンボを、表現豊かにスウィングさせる変幻自在のサウンドは、今聴くからこそパワフルかつディープ。そのオリジナリティに溢れたサウンドに圧倒されるだろう。

DJ NUTS以降のブラジリアン・レコード・トレンドはもちろん、昨今のビッグバンド~ラージ・アンサンブル興隆におけるギル・エヴァンスらアレンジャー再評価の流れにもばっちりフィットする「今旬」すぎる再発。DJ諸氏からジャンルを超えた音楽ファンにまで推薦したい、マエストロ=デオダートの初期最重要作品である。

 

【Credits】
Eumir Deodato – Leader, Arrangements & Conductor
Maurílio Santos – Trumpet
Walter Rosa – Tenor Sax
Aurino Ferreira – Baritone Sax
Edson Maciel – Trombone
Rubens Bassini – Congas & Pandeiro
Humberto Garin – Guiro
Jorginho Arena – Congas
Sergio Barroso – Baixos
Wilson Das Neves – Drums
Geraldinho Vespar - Guitar

【収録曲】
01 Ataque
02 Os Grilos
03 É Bom Parar...
04 Feitinha P'ro Poeta
05 Terra De Ninguém
06 Razão De Viver
07 Tristeza
08 Samba Do Dom Natural
09 O Sol Nascera (A Sorrir)
10 Samba De Rei
11 Até De Cavaquinho
12 Porque Somos Iguais

タグ : ジャズ復刻&発掘 リイシュー ブラジル

掲載: 2018年12月27日 14:58