イタリアの巨匠ロレンツォ・ギエルミによるJ.S.バッハの“フランス組曲”の続編(第4番~第6番)が登場!
古楽界を牽引するイタリアの巨匠ギエルミ。待ちわびたフランス組曲の続編がついに登場!
ギエルミの『フランス組曲』は第1~3番が既に発売されていました(PAS-984)。なかなか続編が出ずやきもきしていましたが、遂に後半3曲を収録したディスクが登場です!
長調のフランス組曲に対して、劇的な楽想ほとばしる短調のトッカータを2曲カップリング。
チェンバロ、オルガン、指揮と古楽界の最前線で活躍を続ける古楽のスペシャリスト・ギエルミがバッハの真髄を魅せつける、大注目の強力盤です。
『フランス組曲』はバッハ自身がつけたタイトルではなく、フランス趣味はあるもののドイツの伝統的な組曲がベースになっている、バッハはもちろんクープランやルイ・マルシャンを知っていたが、ベームやフローベルガーのスタイルが骨格となっているのがこの組曲である、とギエルミは言っています。
また比較的初期の作品であるトッカータはイタリアのフレスコバルディからの影響が顕著。さまざまな語法を取り入れながらもドイツの伝統に根ざし独自の書法を築いたバッハ、その音楽世界の一端が垣間見えるプログラムと言えます。
使用楽器はキース・ヒル氏2001年製作のチェンバロ。18世紀ドイツの個人蔵の楽器をモデルに作られた楽器です。
(キングインターナショナル)
【曲目】
J.S.バッハ:
フランス組曲第4番 変ホ長調 BWV815
トッカータ ニ短調 BWV913
フランス組曲第5番 ト長調 BWV816
トッカータ ホ短調 BWV914
フランス組曲第6番 ホ長調 BWV817
【演奏】
ロレンツォ・ギエルミ(チェンバロ)
【録音】
2018年6月19-21日、イタリア
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2019年01月28日 00:00