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サヴァールの歴史譚最新盤はイスラムの旅行家、イブン・バトゥータが訪れた国々の音楽集!(2枚組SACDハイブリッド)

サヴァール

サヴァールの歴史譚シリーズ、今回はイスラムの旅行家イブン・バトゥータというテーマでの登場。

イブン・バトゥータ(1304-1377)の旅行記(Rihla)は、マルコ・ポーロ(1254-1324)の「東方見聞録」と同じくらいに重要な書物。
これは彼の30年ほどに渡る旅を記した書物で、2005年にサヴァールの母語であるカタロニア語にも翻訳され出版されています。

当時の旅は修行であり知を求めて行われるものでした。バトゥータの旅行記は、当時の社会の様子や習慣、そして歴史についての重要な情報をもたらしてくれるもので、東洋の世界(イスラムの国、および非イスラム国も含む)に対しての同時代人たちの、そして後世の人々の認識を大きく変えました。

サヴァールは、バトゥータの書物から抜粋した節の朗読をまじえつつ、彼が訪れた様々な地(モロッコ、マリ、エジプト、イエメン、ザンジバル、インド、モルジブ諸島、中国などなど)の伝統的な楽器を用いつつ、各地の伝統的な音楽を演奏する演奏会をパリで行いました。これはそのライヴ録音です。
毎度のことながら、サヴァールの視点の底しれぬ広さと、歴史に対するまなざしに深く感銘を受ける内容となっています。
(キングインターナショナル)

『イブン・バトゥータ(1304-1377)~イスラムの旅行家』
【曲目】
[CD1]
第1部~モロッコからアフガニスタン(1304-1335)
[CD2]
第2部~アフガニスタン、インド、中国、バグダッド、グラナダ、マリ、そしてフェズへの帰還(1335-1377)

【演奏】
ジョルディ・サヴァール(ビウエラ、レベック、指揮)
エスペリオンXXI

[CD1]
メラル・アジゾグル(声)[トルコ]
ウェイド・ブハッスン(声、ウード)[シリア]
ドリス・エル・マルミ(声、ウード)[モロッコ]
アハメド・アル・サーブリ(声)[アブダビ]
マルク・モイヨン(声)[フランス]
カテリーナ・パパドプーロン(声)[ギリシア]
モスレム・ラハル(ネイ)[シリア]
ユルダル・トッカン(ウード)[トルコ]
ハカン・ギュンゴール(カーヌーン)[トルコ]
シャル・ハシミ(タブラーほか)[アフガニスタン]

[CD2]
ルイス・ヴィリャマホ(テノール)[バルセロナ]
フリオ・ザナージ(バリトン)[イタリア]
リンリン・ユー(中国琵琶)[中国]
シン・リウ(中国笙)[中国] ほか
ウェイド・ブハッスン(声、ウード)[シリア]
ドリス・エル・マルミ(声、ウード)[モロッコ]
モスレム・ラハル(ネイ)[シリア]
ハイク・サリクユンジャン(ドゥドゥク& belul)[アルメニア]
ダウド・サドザイ(ルバーブ&サロード)[アフガニスタン] ほか

【録音】
2016年11月4日
シテ・ド・ラ・ミュジーク、フィルハーモニー・ド・パリ(ライヴ)

カテゴリ : ニューリリース | タグ : 高音質(クラシック) SACDハイブリッド(クラシック)

掲載: 2019年01月31日 00:00