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日経日曜版「名作コンシェルジュ」に紹介!クレンペラー指揮のJ.シュトラウス2世:「こうもり」序曲 他

クレンペラーのシュトラウス「こうもり」序曲

2019年2月11日(日) 日本経済新聞日曜版「名作コンシェルジュ」に紹介!

オットー・クレンペラー(1885~1973)はドイツ生まれの指揮者、作曲家です。若き日から楽才を発揮しドイツ各地の歌劇場で活躍しましたが、ユダヤ人だったためナチス政権が成立した1933年にアメリカへ亡命。病気や怪我などで幾度も再起不能を伝えられながら指揮台に復帰。1954年にイギリスのフィルハーモニア管弦楽団の指揮者となると、数多くの名演や名盤を残しました。今回、日本経済新聞日曜版の名物コラム「名作コンシェルジュ」に、クレンペラーとしては珍しいレパートリーにあたる『J.シュトラウス2世:「こうもり」序曲 他』が取り上げられました。音楽評論家の鈴木淳史氏は以下のようにこのアルバムを評しています。

「ベートーヴェンやブラームスなど、構造を重視し、ハードでドライ、スケール感ある演奏を残したクレンペラー。このようなエンタメ要素が強い曲ばかり集めたアルバムは異色だ。いずれも時代と添い寝した音楽だが、それをことごとく醒めた視線で演奏している。19世紀から20世紀にかけて自らが生きた時代をアイロニカルに振り返る、この指揮者ならではの批評性が濃密に感じられるアルバムだ。」

オットー・クレンペラー

オットー・クレンペラー(1885~1973)

【収録曲】
(1)J.シュトラウス2世:ワルツ「ウィーン気質」作品354
(2)J.シュトラウス2世:喜歌劇「こうもり」序曲
(3)J.シュトラウス2世:皇帝円舞曲 作品437
(4)ワイル:「小さな三文音楽」(7曲)
(5)クレンペラー:メリー・ワルツ
【演奏】
オットー・クレンペラー指揮
フィルハーモニア管弦楽団
【録音】
(1)(3)1961年10月20日
(2)1961年10月30日,12月2日
(4)1961年10月31日,12月2日
(5)1961年10月30日、以上キングズウェイ・ホール,ロンドン

カテゴリ : ニュース

掲載: 2019年02月11日 00:00