注目アイテム詳細

オットー・クレンペラー『シューマン:交響曲全集他』『ベートーヴェン第7&ラモー』SACDハイブリッド タワレコ限定 2025年8月22日発売

クレンペラー

タワーレコード・オリジナル企画盤  WARNER x TOWER RECORDS
高音質に特化したSACDシリーズ  名盤に相応しい音で蘇る!
クレンペラー至高の名盤、シューマン:交響曲全集他とベートーヴェン:同第7番他 名盤2タイトルを最新復刻
最新「Definition Series」 第70弾 一部世界初SACD化
恒例のクレンペラー名盤企画 最新盤

国内盤SACDハイブリッド


1.シューマン:交響曲全集、序曲集、ピアノ協奏曲、リスト:同第1番/A.フィッシャー(P) (3枚組)
2.ベートーヴェン:交響曲第7番(1968年録音)、ラモー(クレンペラー編):ガヴォットと6つの変奏曲
旧EMI音源 新規で192kHz/24bit化音源使用
SACDハイブリッド盤 各税込 3,300円(2)、8,500円(1)
本国のオリジナル・アナログ・マスターテープから192kHz/24bitでハイレゾ化した
マスター音源を使用し、最新でマスタリング(SACD層、CD層、それぞれ別個にマスタリング)
マスタリング・エンジニア:藤田 厚生氏
デジパック仕様、川瀬 昇氏による新規解説付
オリジナル・ジャケット・デザイン使用(一部)

2025年8月22日(金)リリース予定
企画・販売:TOWER RECORDS
制作・発売:株式会社ワーナーミュージック・ジャパン   企画・協力:東京電化株式会社

株式会社ワーナーミュージック・ジャパンと東京電化株式会社のご協力による、「Definition Series(ディフィニション・シリーズ)」最新作は、当企画で復刻を推進しているクレンペラーの2作を最新で復刻します。今回は定評あるシューマンの交響曲全集にプラスしてアニー・フィッシャーとのピアノ協奏曲も収録した3枚組と、クレンペラー自身の強い要望で再録音が実現したベートーヴェンの交響曲第7番の1968年録音盤です。EMIでは3回目の録音となるこの音源は従来交響曲全集には収められる機会がなく、CD化も遅れていました。今回、再評価に繋げるべく、貴重かつ重要な音源として取り上げた次第です。今回も最新復刻を行うに際し、いずれも従来盤を超える音質を目指しました。鮮明に蘇った音色と共に、組み合わせの妙も堪能できます。また、解説も新規で収録していますので、素晴らしい音質で蘇った音質と合わせ、最良のパッケージとしてお楽しみください。
いずれも過去に市販等で再発が行われてきたものですが、この企画の本質的な目的のひとつでもある、録音当時の音色を最新で蘇らせるということ、すなわちその時代、その場所にまるでタイムスリップするかのような感覚をリスニングにより追体験できることを目指し復刻を行っています。今回も最新で音楽的見地を持ってマスタリングを行っていますので、ぜひ各アルバムを比較の上、音質をご確認ください。
本国のオリジナル・アナログ・マスターテープを使用した最新のマスタリング含め、パッケージとしての作りに拘りました。現在における最高音質を目指して、今回もクラシックの盤歴を輝かしく飾る、まさに名盤中の名盤を復刻します。
<制作に関しまして>
当企画では、本国より取り寄せた192kHz/24bitのWAVデータを基本に、SACD層用としてDSDに変換後にマスタリングを行い、別途CD層用としてPCMでもマスタリングを施していますので、SACD層、CD層、それぞれ独立したマスタリングとなっています。PCMで編集した後にDSDにも変換を行う、もしくはDSDで編集した後にPCMにも変換を行うといった1回のマスタリング作業で兼ねるのではなく、SACD、CD、それぞれの特徴や音質を重視した上で、個別にマスタリングを行いました。その際、過去に発売された音源と極力比較する検証も行なった上で、音楽を最大限に生かすべく、オリジナルのアナログ・マスターテープを尊重した上での最適なマスタリングを心がけています。
当シリーズでは未だ高品位でデジタル化されていない音源を新たに取り寄せておりますが、一部では経年変化による不具合等が生じている箇所もございますことを、ご了承ください。時間と技術との狭間で、最大限の尽力で後世に残る音源を今後もリリースしていきたいと考えています。
~「ディフィニション」とは、解像度や鮮明さ、を表す単語。一般的には「ハイディフィニション」の略称で、主にテレビ画面などにおける表示が、高精細・高解像度であることにも用いられますが、音源におきましても、ハイレゾ化が進んだ現代の音楽環境から求められる要望に応えるべく、タワーレコードがこれまで発売してまいりましたオリジナル企画盤の延長として、新たに定義した新シリーズです。
*下記商品の仕様、発売日等は予告なく変更する場合がございます。

クレンペラー

シューマン:交響曲全集、ゲーテの「ファウスト」からの情景 序曲、「マンフレッド」序曲、「ゲノフェーファ」序曲、ピアノ協奏曲、リスト:ピアノ協奏曲第1番(2025年マスタリング) (SACDハイブリッド)
オットー・クレンペラー、フィルハーモニア管弦楽団、ニュー・フィルハーモニア管弦楽団、アニー・フィッシャー
[TDSA-321/3 (3SACDハイブリッド) 8,500円(税込)] POS: 4943674420902

国内盤SACDハイブリッド


【収録曲】
<DISC1>Total time 76:48
1. ロベルト・シューマン:交響曲 第1番 変ロ長調 作品38 「春」
2. ロベルト・シューマン:交響曲 第2番 ハ長調 作品61
<DISC2>Total time 77:11
3. ロベルト・シューマン:交響曲 第3番 変ホ長調 作品97 「ライン」
4. ロベルト・シューマン:交響曲 第4番 ニ短調 作品120
5. ロベルト・シューマン:ゲーテの「ファウスト」からの情景 序曲
<DISC3>Total time 73:21
6. ロベルト・シューマン:劇音楽「マンフレッド」 作品115 序曲
7. ロベルト・シューマン:歌劇「ゲノフェーファ」Op.81 序曲
8. ロベルト・シューマン:ピアノ協奏曲 イ短調 Op.54
9. フランツ・リスト:ピアノ協奏曲 第1番 変ホ長調 S.124
【演奏】
アニー・フィッシャー(ピアノ)
フィルハーモニア管弦楽団 (4,8,9)、 ニュー・フィルハーモニア管弦楽団 (1-3,5-7)
オットー・クレンペラー (指揮)
【録音】
21-23, 25 & 27 October 1965 (1,6), 3, 5 & 6 (2) & 7 (7) October 1968, 5-8 February 1969 (3) & 8 February 1969 (5),
24 May 1960 & 10 May 1962 (9), No.1 Studio, Abbey Road, London
4-5 May 1960 (4), 22-24 May 1960 and 9-10, 31 May & 16 August 1962 (8), Kingsway Hall, London
【Original Recordings】
Producers: Peter Andry (1,6), Suvi Raj Grubb (2,3,5-7,8&9[1962]),  Walter Legge (4,8,9),  Walter Jellinek (8&9[1960])
Balance Engineers:Robert Gooch (1,2,6), Allen Stagg (2,3,5),  Douglas Larter (4, 8&9[1960]),  Neville Boyling (7),
Harold Davidson (8&9[1960]),  Christopher Parker (8&9[1962])
【原盤レーベル】
Warner Classics(旧EMI音源)

アニー・フィッシャー
アニー・フィッシャー

永遠の名盤、クレンペラーによる屈指のシューマンを最新復刻!初SACD化となるアニー・フィッシャーとのピアノ協奏曲とリストの同第1番をカップリング。今回の発売のために新規で本国アナログ・マスターテープより最新復刻。新規解説付

 シューマンを得意としたクレンペラーによる至高の名演を3枚組に集成しました。1960年収録の交響曲第4番から始まるEMIレーベルへのシューマン録音は、ニュー・フィルハーモニア管弦楽団に名称が変わって以降、3曲の序曲含め1965年、1968年と翌年にかけて収録が行われました。いずれもクレンペラーが残した多くの録音の中でも屈指の演奏として聴き継がれてきた音源です。今回の最新復刻では交響曲・序曲に加え、1960&62年録音のアニー・フィッシャーをソリストに迎えたピアノ協奏曲と、カップリング曲であったリストのピアノ協奏曲第1番を収録。これら2曲も同曲を代表する名演のひとつとして有名です。今回の発売のために本国のオリジナル・アナログ・マスターテープから192kHz/24bitでデジタル化したマスターを用い、SACD層、CD層別々にマスタリング。新規解説付。永久保存盤です。
ク レンペラーはシューマンの交響曲を各地で取り上げ、当時活躍していた従来の独墺圏の指揮者としては珍しく、第2番や第3番もレパートリーにしていました。旧来よりシューマンに対して想い入れが強く、EMIレーベルに残したこれらの音源はクレンペラーの代表的録音のひとつであるばかりか、現代でもこれらの曲の名演として、多くのリスナーに評価されています。当時からシューマンを良く取り上げていた著名な指揮者としてはセルも上げられますが、曲の解釈やアプローチが異なる名盤として、両者の音源は現代においても興味深く、録音史的にも未だ重要な録音と言えるでしょう。尚、レーベルとしてはシューマンの商業的成功に関しては慎重であったことが伺え、フィルハーモニア管弦楽団時代では交響曲第4番(と協奏曲)のみが収録されました(初出時はメンデルスゾーンの「イタリア」とのカップリング)。交響曲全集として完成したのは、自身も80歳を超えて、ニュー・フィルハーモニア管弦楽団時代になってからです(1969年)。しかしながら各録音は凄まじいまでの活力と意欲が伺え、時期的に良好な体調面合わせ、各万全の準備でセッション録音が進行したと思われます。それぞれ充実した響きで残されたのも、名演となった理由のひとつと言えるかも知れません。尚、今回の復刻では、従来CDにおいては2枚組では序曲3曲を収録するのは不可能だったこともあり、全曲を収録するべく、1960年と62年のアニー・フィッシャーをソリストとして収録されたピアノ協奏曲と、カップリング曲として同時に録音されたリストの同第1番をDISC3に収納し3枚組としました。これらの演奏もアニー・フィッシャーの代表的な録音であり、EMIレーベルでの両者の唯一の共演盤としても良く知られています。こちらも唯一無二の演奏として、同曲の音源を語る上では外せない名盤です。
 このシリーズでは、SACD層では伸びのある高域と柔らかなニュアンスと共に高い解像度と豊かな音場を、CD層はまとまったしっかりとした音と共に押し出される実在感ある音色を目指しています。CD自体のポテンシャルも高く、むしろ両方の良さを堪能できるSACDハイブリッド盤としてもお楽しみください。尚、解説書には当企画でのクレンペラー解説でお馴染みの川瀬 昇氏による新規文章を掲載しました。また、ジャケットに関しては今回交響曲第3番のものを表に採用しています(第1番のジャケット・デザインは解説書の表にカラーで掲載)。

※ 世界初SACD化(8,9)
※ SACDハイブリッド盤
※ デジパック仕様
※ 2025年最新マスタリング音源使用(192kHz/24bitで高品位デジタル化後にSACD層、CD層を個別にマスタリング)
※ マスタリング・エンジニア:藤田厚生氏
※ オリジナル・ジャケット・デザイン使用(解説書内に他のジャケット・デザイン(一部カラー。他モノクロ)を採用)
※ 解説:川瀬 昇氏(新規解説) 、解説書合計20ページ

クレンペラー

ベートーヴェン:交響曲第7番(1968年録音)、ラモー:ガヴォットと6つの変奏曲(クレンペラー編)(2025年マスタリング)(SACDハイブリッド)
オットー・クレンペラー、ニュー・フィルハーモニア管弦楽団
[TDSA-324 (1SACDハイブリッド) 3,300円(税込)] POS: 4943674420919

国内盤SACDハイブリッド


【収録曲】Total time 51:58
1. ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン:交響曲 第7番 イ長調 作品92
2. ジャン=フィリップ・ラモー:ガヴォットと6つの変奏曲(クレンペラー編)
【演奏】
ニュー・フィルハーモニア管弦楽団
オットー・クレンペラー (指揮)
【録音】
12-14 (1) & 7,13 (2) October 1968, No.1 Studio, Abbey Road, London
【Original Recordings】
Producer: Suvi Raj Grubb、 Balance Engineer: Martin Benge
【原盤レーベル】
Warner Classics(旧EMI音源)

全集完成後の再録音となった巨像、1968年録音のベートーヴェンの7番とクレンペラー編のラモーをオリジナル・カップリングで再現。世界初SACD化!今回の発売のために新規で本国アナログ・マスターテープより最新復刻。新規解説付

 クレンペラーはEMIレーベルにフィルハーモニア管弦楽団と1955年と1960年にこの第7番を録音していましたが、最晩年である1968年にも単独で収録を行いました。再びこの曲を録音したクレンペラーの最終的な本意は不明ながらも、以前の演奏とは異なるテンポ、質感でもこの盤はある意味クレンペラーの究極の到達点のひとつとして、ファンにとっては大きな価値を有しています。今回の復刻ではオリジナルのカップリングであるクレンペラー編のラモーと共に、音質面でも従来盤を超えるべく音楽的見地を持ってマスタリングを行いました。川瀬昇氏による新規解説と合わせ、この貴重なアルバムをお楽しみください。今回の発売のために本国のオリジナル・アナログ・マスターテープから192kHz/24bitでデジタル化したマスターを用い、SACD層、CD層別々にマスタリング。新規解説付。永久保存盤です。
 このベートーヴェンの録音はファンの間でも一種、特殊な音源として知られているもので、クレンペラーの強い要望で実現したと言われています。既にEMIには2種の同曲録音を残しており、クレンペラーのベートーヴェン:交響曲全集としては旧盤のいずれかが使用されている状況のため通常全集には収録されず、単独で発売されるケースがほとんどでした(CD化も遅れました)。よって、SACD化も行われていません。なぜクレンペラーが再録音を強く希望したかは諸説あり(解説書内で川瀬 昇氏よる言及あり)、前回の1960年録音との相違が指摘されています。一方、晩年のクレンペラーの演奏は遅くなる傾向も多くあり、総合的にもかなり従来とは異なる演奏となりました。この点が評価の分かれるところかも知れませんが、本人があえて残したかった最終的な音源ということでは、貴重な録音となったことは確かです。尚、EMIとしての録音面での恩恵は旧盤よりあることもあり、今回の高音質化としては相応しい音源となりました。一方のラモーは前年にこの曲を気に入ったクレンペラーが自身で編曲の上であらたに取り上げた曲で、複数回ライヴでも演奏しています。この1968年10月収録の前には、ウィーン芸術週間でのウィーン・フィルとの一連のライヴの3日目に取り上げており、ブルックナーの交響曲第5番の前に演奏されています(TESTAMENTで音源あり)。
 このシリーズでは、SACD層では伸びのある高域と柔らかなニュアンスと共に高い解像度と豊かな音場を、CD層はまとまったしっかりとした音と共に押し出される実在感ある音色を目指しています。CD自体のポテンシャルも高く、むしろ両方の良さを堪能できるSACDハイブリッド盤としてもお楽しみください。尚、解説書には当企画でのクレンペラー解説でお馴染みの川瀬 昇氏による新規文章を掲載しました。

※ 世界初SACD化
※ SACDハイブリッド盤
※ デジパック仕様
※ 2025年最新マスタリング音源使用(192kHz/24bitで高品位デジタル化後にSACD層、CD層を個別にマスタリング)
※ マスタリング・エンジニア:藤田厚生氏
※ オリジナル・ジャケット・デザイン使用
※ 解説:川瀬 昇氏(新規解説) 、解説書合計8ページ