ダミアン・ギヨン&古楽器アンサンブル「ル・バンケ・セレスト」によるJ.S.バッハ:教会カンタータ第82番&第169番、他
[Alpha Classics 公式チャンネルより]
バッハ・コレギウム・ジャパンへの度重なるソリスト客演で日本の古楽ファンのあいだでも大いに注目されるようになった、フランスの世界的カウンターテナー歌手ダミアン・ギヨン。自ら指揮するル・バンケ・セレストでは、ソリストとしてやはり注目が高まりつつあるモード・グラットン(ヘレヴェッヘのレーベルPhiからバッハのオルガン曲集もリリースされています。LPH021)とも共演し、通奏低音以外は各パートひとりずつの極小編成で数々の名演を披露してきました。
今回はアルト=カウンターテナー独唱がきわだつバッハ屈指の名作BWV82と、オルガン独奏が印象的な立ちまわりをみせるBWV169(冒頭シンフォニアはチェンバロ協奏曲第2番との転用関係で知られます)を主軸に据えながら、オルガンの存在感が強く印象づけられる独奏曲を4曲あわせて収録。
ストラスブールにある、歴史的オルガンに通じたドミニク・トマ工房が18世紀テューリンゲン式のモデルで建造したバッハ向きのオルガンとともに、オルガニストとして生きた教会音楽家バッハの素顔に肉薄した古楽解釈を堪能させてくれます。独唱のシェーンやオーボエのボジローなど、世界的に活躍するソリストの客演も頼もしいところ。
国内仕様では充実解説・歌詞ともに日本語訳付です。
(ナクソス・ジャパン)
『J.S.バッハ:教会カンタータ第82・169番、他~アルト独唱、オルガン、コラール~』
【曲目】
J.S.バッハ(1685~1750):
1-5.教会カンタータ『わたしは満ち足りて』BWV 82三つのコラール前奏曲~『ライプツィヒ・コラール集』より
6.コラール前奏曲『いと高きところには神のみぞ栄光あれ』BWV662
7.コラール前奏曲『いと高きところには神のみぞ栄光あれ』BWV663
8.コラール前奏曲『いと高きところには神のみぞ栄光あれ』BWV664
9-15.教会カンタータ『わたしの心には神だけがある』BWV169
16-17.前奏曲とフーガ イ短調 BWV543
【演奏】
ダミアン・ギヨン(指揮)
ル・バンケ・セレスト(古楽器使用)
ダミアン・ギヨン(アルト独唱)…1-5、9-15
パトリック・ボジロー(オーボエ&オーボエ・ダモーレ独奏)…1-5、9-15
モード・グラットン(オルガン独奏)…6-17
セリーヌ・シェーン(ソプラノ)…9-15
ニコラ・スコット(テノール)…9-15
ブノワ・アルヌー(バス)…9-15
【録音】
2018年12月、ストラスブール(フランス東部アルザス地方)、ブクリエ改革派教会
[日本語解説付]
解説・歌詞日本語訳:白沢達生
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2019年02月15日 00:00