国内盤も登場!トリオ・レ・ゼスプリのラスト・レコーディング!シューベルト:アルペジョーネ・ソナタ、ピアノ三重奏曲第1番&第2番、他
繊細かつ大胆な手つきでシューベルトの神髄に迫る——ラルーム、梁美沙(ヤン・ミサ)や若手の名手を揃えた空前のトリオ、ラスト・レコーディングがソニー・クラシカルから登場。
2009年クララ・ハスキル国際ピアノ・コンクール優勝者、アダム・ラルーム+2017年エリザベート王妃国際音楽コンクールで優勝したチェリスト、ヴィクトル・ジュリアン=ラフェリエール+大阪出身で2000年メニューイン国際コンクール・ジュニア部門優勝、第1回仙台国際音楽コンクールで第3位のヴァイオリニスト、梁美沙(ヤン・ミサ)の3人によるトリオ・レ・ゼスプリ。
彼らは2009年に初めて共にコンサートを行い、互いの音楽性に共感し、2012年正式にピアノ・トリオ「トリオ・レ・ゼスプリ」を結成。パリのシャンゼリゼ劇場でデビュー後、ナントと東京のラ・フォル・ジュルネ音楽祭、ドヴィール・イースター音楽祭、メックレンブルク・フォアポンメルン音楽祭など数々の音楽祭に参加し、世界の音楽関係者の注目を集めてきました。
彼らは既に仏ミラーレ・レーベルから2014年にベートーヴェン第6番とシューマン第3番、2017年にブラームス第1番とドヴォルザーク「ドゥムキー」という2枚のアルバムを発売しており、「この演奏は聴き手をとらえて離さない。シューマンの音楽の神髄である、音楽的創造性がとめどなく湧き出してくるさまを生々しく描き出しているからだ」(英『ストラッド』誌)と絶賛されています。
アダム・ラルームにとってはブラームスのピアノ協奏曲2曲以来2枚目となり、トリオとしてはレーベル・デビューとなる今回のアルバムでも、実に緊密なアンサンブルと様式感に優れたアプローチによってシューベルトに取り組み、またロマン的情感に溢れた語り口で各曲の魅力を余す所なく引きだしています。
さらにピアノ三重奏曲2曲における3人のアンサンブルだけでなく、ヴァイオリンとピアノのための「幻想曲」、チェロとピアノのための「アルペジオーネ・ソナタ」も収録し、個別の組み合わせによる優れた演奏表現も聴くことができます。
残念ながら彼らは解散を発表しており、今作が「トリオ・レ・ゼスプリ」としてのラスト・レコーディングとなります。
(ソニーミュージック)
【収録予定曲】
シューベルト:
1. アルペジョーネ・ソナタ イ短調 D.821
2. ピアノ三重奏曲 第1番 変ロ長調 D.898
3. ヴァイオリンとピアノのための幻想曲 ハ長調 D.934
4. ピアノ三重奏曲 第2番 変ホ長調 D.929
【演奏】
トリオ・レ・ゼスプリ
メンバー:
アダム・ラルーム(ピアノ)
梁 美沙[ヤン・ミサ](ヴァイオリン)
ヴィクトル・ジュリアン=ラフェリエール(チェロ)
【録音】
2018年1月16-18, 22-25日、スイス、ラ・ショー=ド=フォン、音楽ホール
[Blu-spec CD2仕様]