カントロフ&オルケストラ・ド・ドゥエ・レジョン・オー=ド=フランス~ラロ“スペイン交響曲”&ルーセル“小管弦楽のためのコンセール”&“ピアノ協奏曲”
ジャン=ジャック・カントロフが指揮!パリで初演されたラロとルーセルの作品集。スヴェトリン・ルセフとアラン・ラエの独奏にも注目!
指揮者ジャン=ジャック・カントロフがオルケストラ・ド・ドゥエ・レジョン・オー=ド=フランスを振った注目盤はパリで初演されたラロとルーセルの作品集です。
スペイン系の血を引くエドゥアール・ラロはパリ音楽院に学び、その後ヴァイオリニスト、ヴィオラ奏者として活躍しました。異国情緒に富む華麗な作品が多く、その中でもサラサーテが初演したスペイン交響曲はラロの名を一躍有名にした傑作で、情熱的なメロディ、技巧的なアルペッジョ、左手による連続ピツィカート奏法など、ヴァイオリンの特性が生かした名曲です。
ヴァイオリン独奏のスヴェトリン・ルセフ1976年ブルガリア生まれ。パリ国立高等音楽院及びパリ・エコール・ノルマルでジェラール・プーレ、ドゥヴィー・エルリー、ジャン= ジャック・カントロフ等に師事。第1回仙台国際音楽コンクール(2001年)で優勝したことにより日本でも人気のヴァイオリニストとして活躍しております。師カントロフの指揮のもと、雄弁に語りかえる演奏を披露しております。
25歳まで海軍軍人でその後、スコラ・カントルムでダンディに師事したアルベール・ルーセルは、印象主義の影響から出発し、ストラヴィンスキーのバーバリズムを経て新古典主義に達した作曲家。小管弦楽のためのコンセールとピアノ協奏曲は、ともに1927年に作曲されパリで初演されました。
ピアノ独奏を務めるアラン・ラエは1947年フランス生まれ。フランス音楽のエキスパートとして知られ、ルーセルをはじめアルテュール・オネゲル、フローラン・シュミットなど数多くの録音を発表してきました。フランスの巨匠の最新録音が聴けるのも嬉しいところです。
(キングインターナショナル)
【曲目】
1.エドゥアール・ラロ(1823-92):スペイン交響曲 ニ短調 Op.21
2.アルベール・ルーセル(1869-1937):小管弦楽のためのコンセール Op.34
3.ルーセル:ピアノ協奏曲 ト長調 Op.36
【演奏】
スヴェトリン・ルセフ(ヴァイオリン)[1]
[ストラディヴァリウス1710年製「カンポセリーチェ」]
アラン・ラエ(ピアノ)[3]
[スタインウェイD]
ジャン=ジャック・カントロフ(指揮)
オルケストラ・ド・ドゥエ・レジョン・オー=ド=フランス
【録音】
2016年3月26-28日、アンリ・デュティユー・ホール(ドゥエ)(セッション録音)
プロデューサー:イェンス・ブラウン(Take5 Music Production)
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2019年06月03日 00:00