シチェルバコフがリャプノフの傑作“超絶技巧練習曲”を再録音!カップリングはリストの“超絶技巧練習曲”(2枚組)
名手シチェルバコフが紐解く "24の"超絶技巧練習曲が持つ奥深さ
ロシアの技巧派ピアニスト、シチェルバコフがリャプノフの傑作「超絶技巧練習曲」を再録音。1992年に録音された前作(Marco Polo/8.223491-廃盤-)も、持ち前の技術と感性でこの難曲を颯爽と聴かせた名盤として知られますが、今回はさらに奥行きが加わり、成熟した音楽性で作品の魅力をじっくりと聴かせてくれます。
さらにここにはリストによる本家「超絶技巧練習曲」も併せて収録。
リャプノフの作品はリストの追悼として書かれ、リストが使わなかった12の音階が使用されていることでも知られており、2作品が一緒に収録されることによって、いわば「24の超絶技巧練習曲」として完結する作りとなっています。
リストでの彫りの深い表情にも注目で、2つの作品に有機的な流れを作り、対比させながら終曲のリストの追悼曲へと繋げていく技量は圧巻です。
(ナクソス・ジャパン)
『リスト、リャプノフ:超絶技巧練習曲集』
【曲目】
[DISC 1]
リスト:超絶技巧練習曲 S.139
1.第1番 「前奏曲」
2.第2番 Molto vivace
3.第3番 「風景」
4.第4番 「マゼッパ」
5.第5番 「鬼火」
6.第6番 「幻影」
7.第7番 「英雄」
8.第8番 「荒野の狩」
9.第9番 「回想」
10.第10番 Allegro agitato molto
11.第11番 「夕べの調べ」
12.第12番 「雪あらし」
[DISC 2]
リャプノフ:超絶技巧練習曲 Op.11
1.第1番 「子守歌」
2.第2番 「幽霊のロンド」
3.第3番 「鐘」
4.第4番 「テレク」
5.第5番 「夏の夜」
6.第6番 「嵐」
7.第7番 「牧歌」
8.第8番 「叙事詩」
9.第9番 「エオリアン・ハープ」
10.第10番 「レスギンカ」
11.第11番 「妖精のロンド」
12.第12番 「悲歌-フランツ・リストの思い出に」
【演奏】
コンスタンティン・シチェルバコフ(ピアノ)[NY Steinway Model D]
【録音】
2018年1月20-23日 スタインウェイ・ホール、ニューヨーク
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2019年07月08日 00:00