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河村尚子/ベートーヴェン・プロジェクトVol.2“熱情"&“ワルトシュタイン"(SACDハイブリッド)

河村尚子

ベートーヴェンの新しい世界を開示する、空前のピアニズム。

充実の「ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ・プロジェクト」の成果
日本を代表する人気ピアニストとしての実績を着実に積み上げている河村尚子。2018年5月からは、「ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ・プロジェクト」として、自ら熟考を重ね選び抜いた楽聖ベートーヴェンによる14 の珠玉のソナタを全4 回シリーズで披露していくプロジェクトを始動させており、東京(主催:ジャパン・アーツ)、横浜(主催:青葉区民文化センターフィリアホール)、兵庫・西宮(主催:兵庫県立芸術文化センター/『河村尚子ベートーヴェン紀行』)、山形・白鷹町(主催:白鷹町文化交流センター)の4 箇所を拠点に展開、さらに2019年4月にはその成果をディスクに刻んだ『ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集①悲愴&月光』をリリースし、「レコード芸術」誌・特選盤、「ステレオ」誌・今月の特選盤に選定されるなど、ベートーヴェンという作曲家に積み重ねられてきた伝説のヴェールを剥ぎ取り、脱神話化を図るかのような河村のアプローチが全く新しい解釈として高く評価されています。

ベートーヴェン中期の4大ソナタを1枚に
収録曲は、2大有名曲「熱情」「ワルトシュタイン」に加え、ベートーヴェンのソナタの中では4楽章構成の起伏のある第18番「狩り」と優美さが際立つ第24番「テレーゼ」。古今の名ピアニストたちが腕を凝らして蓄積してきたこれらのソナタにおける既成概念を軽々と乗り越えるかのように、河村は楽譜に書かれたメッセージを緻密、かつ誠実に音化していきます。一瞬一瞬が発見に満ち、まるで作品がその場で生み出される場面に立ち会うかのような経験ともいえましょう。あらゆる音符がしなやかに息づき、気品ある歌心が聴く者の心を捉えます。ポピュラリティの高さと内容の濃さを兼ね備えたアルバムとして、プレ・ベートーヴェン・アニヴァーサリーの2019年の大きな話題になること必至です。

この秋最大の話題映画「蜜蜂と遠雷」でピアノ演奏を担当
河村は、国際ピアノ・コンクールにおける若者たちの群像劇をリアルに描いた、作家・恩田陸の直木賞受賞小説を原作とした映画『蜜蜂と遠雷』で主人公・栄伝亜夜のピアノ演奏を担当。2019年10月4日の公開を前に、早くも大きな話題を撒いています。
(ソニーミュージック)

【曲目】
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン

ピアノ・ソナタ 第18番 変ホ長調 作品31の3
1 I. Allegro 8:29
2 II. Scherzo: Allegretto vivace 5:05
3 III. Menuetto: Moderato e grazioso 4:03
4 IV. Presto con fuoco 4:35
ピアノ・ソナタ 第21番 ハ長調 作品53 「ワルトシュタイン」
5 I. Allegro con brio 10:10
6 II. Introduzione: Adagio molto-attacca- 3:37
7 III. Rondo: Allegretto moderato 9:53
ピアノ・ソナタ 第24番 嬰へ長調 作品78 「テレーゼ」
8 I. Adagio cantabile - Allegro ma non troppo 7:24
9 II. Allegro vivace 2:53
ピアノ・ソナタ 第23番 ヘ短調 作品57 「熱情」
10 I. Allegro assai 9:34
11 II. Andante con moto – attacca - 6:10
13 III. Allegro ma non troppo - Presto 8:36
Total Playing Time 81:00

【演奏】
河村尚子(ピアノ)[ベーゼンドルファー280VC]

[録音]2018年12月18~21日、ブレーメン、ブレーメン放送ゼンデザール
[プロデューサー]フィリップ・ネーデル(ベルリンb-sharpミュージック&メディア・ソリューションズ)
[エンジニア]ミヒャエル・ブラマン
[調律]ゲルト・フィンケンシュタイン

カテゴリ : ニューリリース | タグ : 高音質(クラシック) SACDハイブリッド(クラシック)

掲載: 2019年08月01日 12:00