サロネン&シンフォニア・グランジュ・オ・ラックによる“英雄”と“メタモルフォーゼン”!2018年ライヴ
[Alpha Classics 公式チャンネルより]
ロストロポーヴィチの魂を引き継ぐ音楽祭、サロネンによる「英雄」と「メタモルフォーゼン」が登場!
毎年夏にフランスはエヴィアンで行われる音楽祭、「ランコントル・ミュジカル・デヴィアン」2018年のライヴ。
この音楽祭はダノンの創業者アントワーヌ・リブーにより始められ、彼の友人であったロストロポーヴィチを音楽監督に招き、やがてヨーロッパ屈指の音楽祭へと成長しました。
パトリック・ブシャンの設計により1993年に竣工したホール「ラ・グランジュ・オ・ラック」は、巨大な穀物倉庫を思わせる木の外観がまず目を引きますが、内装まで木材で出来ており、ステージ後方の白樺の装飾も相まって、森の中にいるような、あるいは日本の古い劇場にも通じるような温かい作りとなっています。またそれはあたかもチェロの内部にいるようでもあり、天井一面に貼られたアルミ板が唯一の反響素材として、素晴らしい音響を作り出しています。
このホールに2018年、ヨーロッパ各地の有名オーケストラから優秀な奏者が集まった新しいオーケストラが誕生し、音楽祭の終盤にその結成コンサートがサロネンの指揮により開催されました。
このアルバムはその時の模様を収録したライヴで、ベートーヴェンの「英雄」をメインに、その葬送行進曲の動機を用いたリヒャルト・シュトラウスの沈痛な「メタモルフォーゼン」を収録。
木のホールの豊かな響きを深く呼吸するような温かみと大きなスケール、若々しい切れ味を併せ持った快演です。
(ナクソス・ジャパン)
【曲目】
1.R.シュトラウス:メタモルフォーゼン
2-5.ベートーヴェン:交響曲第3番 変ホ長調 Op.55「英雄」
【演奏】
エサ・ペッカ・サロネン(指揮)
シンフォニア・グランジュ・オ・ラック
【録音】
2018年7月、ラ・グランジュ・オ・ラック、フランス、エヴィアン
[日本語解説付き]
日本語解説:広瀬大介
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2019年08月09日 00:00