ドミトリー・リス&南オランダ・フィルの録音第2弾!ショスタコーヴィチ“交響曲第10番”&ヴィクトローヴァ“東方青龍”
ドミトリー・リスにとって大切な2曲、ショスタコーヴィチの交響曲第10番とヴィクトローヴァの「東方青龍」を収録!
リンブルフ交響楽団とブラバント管弦楽団が合併し2013年に誕生した、南オランダ・フィルハーモニー管弦楽団(南ネーデルラント・フィルハーモニー管弦楽団)。
2016-17年のシーズンより当団初の首席指揮者を務めるドミトリー・リスとの2枚目のアルバム。ショスタコーヴィチの交響曲第10番と、リスのパートナーでもあるオルガ・ヴィクトローヴァによる「東方青龍」が収められています。
中国の神話が元となり日本を含む東アジア全般に伝わる四神は、四つの方角の守護を司る霊獣であり、「東方青龍(チンロン)」はこのうち東を守る青龍を主題にしています。
2015年にリス指揮ウラル・フィルによって初演が行われた、エネルギッシュな作品です。
ショスタコーヴィチの交響曲第10番は、1953年のスターリンの死の直後に作曲・初演されたもので、その粛清からの解放が表現されているとも言われます。作曲家が自由に作曲することが困難であった時代を生きたショスタコーヴィチに心を寄せるリスにとって、この作品は特別な意味を持つものであり、ここでも細部まで深い共感を持って描きながら、ショスタコーヴィチ自身を表すとされるDSCH動機をラストに力強く歌い上げています。
(ナクソス・ジャパン)
【曲目】
1.オルガ・ヴィクトローヴァ:東方青龍
ショスタコーヴィチ:交響曲 第10番 ホ短調 Op.93
2. I.Moderato
3. II.Allegro
4. III.Allegretto - Largo - Piu mosso
5. IV.Andante - Allegro - L’istesso tempo
【演奏】
ドミトリー・リス(指揮)
南オランダ・フィルハーモニー管弦楽団
【録音】
2018年10月26-28日(ライヴ収録・拍手入り)
Theater aan het Vrijthof Maastricht
Muziekgebouw Eindhoven, Eurogress Aachen
[日本語解説付]
日本語解説:増田良介
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2019年08月30日 00:00