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2017年エリーザベト王妃国際コンクール優勝のヴィクトル・ジュリアン=ラフェリエールによるロシア・チェロ作品集

ヴィクトル・ジュリアン=ラフェリエール

2017年エリーザベト王妃国際コンクールの覇者による、ロシアのチェロ作品集

2017年に新設された、エリーザベト王妃国際音楽コンクール・チェロ部門の初代覇者となったジュリアン=ラフェリエール。それ以前にリリースしたブラームス、フランクとドビュッシーのソナタ(MIRARE)は、ディアパソン・ドール2017に選ばれており、2019年初頭にリリースしたヤン・ミサ、アダム・ラルームらとのトリオによるアルバム(SONY)も高い評価を得ています。ピアニストのヴィトーはラ・フォル・ジュルネなどの来日でもお馴染み。

このアルバムには、ロシアを代表するチェロの名曲が収められていますが、社会主義台頭を避けて西側に亡命したラフマニノフ、体制の粛清にさらされ思うように作曲に打ち込めなかったショスタコーヴィチというように、母国の政治に翻弄されてきた作曲家たちの作品でもあり、もう一人のデニソフもまた、社会主義リアリズムに反して西側の同時代音楽に呼応し続けていました。
ジュリアン=ラフェリエールとヴィトーは、20世紀におけるチェロ音楽の頂点ともいえる作品とその作者に深く寄り添った、美しも厳しい演奏を聴かせてくれます。
(ナクソス・ジャパン)

【曲目】
1-4.ドミトリー・ショスタコーヴィチ(1906-1975):チェロ・ソナタ ニ短調 Op.40
5.エディソン・デニソフ(1929-1996):シューベルトの主題による変奏曲
6-9.セルゲイ・ラフマニノフ(1873-1943):チェロ・ソナタ ト短調 Op.19

【演奏】
ヴィクトル・ジュリアン=ラフェリエール(チェロ)
ヨナス・ヴィトー(ピアノ)

【録音】
2019年1月、テルデックス・スタジオ、ベルリン

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2019年09月10日 00:00