ノエ・乾~作曲者自身の「弓」を使用したイザイ/無伴奏ヴァイオリン・ソナタ全曲(SACDハイブリッド)
フランコ=ベルギー楽派の伝統を受け継ぐ、ノエ・乾!
イザイ自身の「弓」を使用した鮮烈な無伴奏ソナタ集!
1985年、ベルギー人の母と日本人の父のもと、ベルギーのブリュッセルで誕生し、欧州と日本両方の伝統、文化を兼ね備えた気鋭のヴァイオリニスト、ノエ・乾。ブリュッセルの音楽アカデミーと王立音楽院で名教師ジャック・デュプリエとヴェロニク・ボガールツにヴァイオリンを師事し、フランコ・ベルギー楽派の名ヴァイオリニストの系譜に名を連ねることとなったノエ・乾の最新録音は、渾身のイザイ「6つの無伴奏ヴァイオリン・ソナタ」!!
イザイの系譜に連なる演奏技術の手ほどきをベルギーで受けたこと、また「7月16日」という同じ誕生日であることから、イザイと自身との運命的な繋がりを感じ続けてきたノエ・乾が、イザイ生誕160周年となった2018年に満を持して大作「6つの無伴奏ヴァイオリン・ソナタ」をレコーディング!今回の録音に臨むにあたりノエ・乾は、ベルギー女王エリザベート(1858-1931)がヴァイオリン教師だったイザイに1929年のクリスマス・プレゼントとして贈ったいうイザイの個人所蔵品だった特別かつ大変貴重な『弓(ウジェーヌ・二コラ・サルトリ製作)』を使用。しかもフランスの工場で再発見されたリールの型に基づいて製作されたE線「イザイ」を用いるなど、ノエ・乾の今回のイザイの録音へかける情熱は凄まじいものがあります。
イザイが所蔵していたサルトリ制作の弓(CDブックレットより)
プログラムの掉尾を飾る「エチュード=ポエム ト短調」は、1900年から1901年にかけて作曲された4曲の中の1曲で唯一未出版となっていた非常に珍しい作品であり、今回、楽譜が所蔵されているブリュッセル王立図書館の協力により「世界初」の録音が実現しました。フランコ=ベルギー楽派の伝統を受け継ぐヴァイオリニストであると同時に、この伝統に新風を吹き込むノエ・乾。圧巻のイザイにご期待下さい!
(東京エムプラス)
【曲目】
ウジェーヌ・イザイ:
6つの無伴奏ヴァイオリン・ソナタ Op.27
エチュード=ポエム ト短調 Op.9(世界初録音)*
【演奏】
ノエ・乾(ヴァイオリン)、マリオ・ヘリング(ピアノ)*
【録音】
2018年11月、インマヌエル教会(ヴッパータール、ドイツ)
カテゴリ : ニューリリース | タグ : 高音質(クラシック) SACDハイブリッド(クラシック)
掲載: 2019年09月12日 00:00