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10月8日更新:随時更新!『アビイ・ロード』50周年記念!タワレコのビートルズ好きスタッフが選ぶビートルズ関連作品特集

アビーロード50周年記念 タワレコのビートルズ好きスタッフが選ぶビートルズ関連作品

選盤・コメント/梅田大阪マルビル店:村越辰哉

『アビイ・ロード』50周年記念エディション発売を記念して、全国のタワレコのビートルズ好きスタッフが関連作品をご紹介!『アビイ・ロード』の世界を深める一枚やザ・ビートルズ入門にも最適の一枚が見つかるかも?今回は梅田大阪マルビル店:村越辰哉氏の選盤、コメントでお届けします!

『アビイ・ロード』がリリースされた50年前(1969年前後)の音楽シーンを知る為の5選

 

 

特にお勧めのアルバムは『Beck-Ola』Jeff Beck

若きジェフ・ベック、ロッド・スチュワート、ロニー・ウッド、ニッキー・ホプキンスという逸材がぶつかりあうブルーズ・ロック発ハード・ロック行きなヘビーなサウンドが鮮烈。ファースト・アルバム『トゥルース』よりも音楽形式としてのブルーズから発展していて自由度が高く、トリッキーなベックのギター VS ロッドのシャウトも熱いが、ニッキー・ホプキンスのピアノが肝。ヘビーなギターサウンドでありつつもピアノ・ロック耳で聴くとバンドの推進力はニッキーが叩きだしていると気づく。今聴いてもセンセーショナルなアルバムでありながら1969年というワードで想起するアルバムではなく、歴史的価値を語られにくいアルバム。ブルーズ・ロックというカテゴリーならチャンピオン・クラスかも知れないが、続くハード・ロック始祖の座は後続のレッド・ツェッペリンに持っていかれた感もあり、69年に名前を刻むチャンスであったウッドストックは(オファーあったらしいが)出演をキャンセル…と乗り切れず…歌詞やコンセプトで69年的世界観を描く柄でもないわけで…さすが孤高の男ベック、どこにも属さず、である。

 

お勧めビートルズカバー・アルバム、カバー曲収録アルバム、サントラ作品

 

 

特にお勧めのアルバムは『イノセンス & ディスペアー』Langley Schools Music Project

70年代半ばに録音された小学生によるロック名曲の合唱盤。デヴィッド・ボウイ、ジョン・ゾーン、リチャード・カーペンターらを感動させたカルト名盤として知られ、演奏のたどたどしさ、歌の音程の危うさが問題にならない〈純度の高さ〉が魅力。特にビートルズの “The Long and Winding Road”、そしてイーグルスの“Desperado”はピアノ伴奏+女の子のソロ歌唱でなんともピュアゆえの美しさとダークさが共存する奇跡的歌唱で、はからずもオリジナルを凌駕してしまっている。

 

2000年代以降に発売され、今後50年後まで残るであろう名盤

『At The BBC [CD+DVD]』Amy Winehouse

永遠に残るパフォーマンス“Don't Go To Strangers - (featuring Jools Holland/Paul Weller)”この1曲に尽きる。エタ・ジェームズのソウル・バラードをジュールズ指揮の大所帯バンドがバックアップ。ピアノを弾きつつヴォーカルを分け合うのはポール・ウェラー。温かい大人の二人のサポートを得て、声一つでそこに世界を作ってしまう〈これぞシンガー〉なパフォーマンスに心を打たれる。歌う、という行為のなかに作為的な要素がおよそ感じられない、天性としか言いようのない歌唱は時代を超えるはず。

 

選盤・コメント 梅田大阪マルビル店:村越辰哉

50周年を迎えた『アビイ・ロード』に関する印象や思い出

50周年にあたって今のことろ冷静を装っておりますが50周年盤が発売されたらタガが外れる気がします。

The Beatles『アビイ・ロード』50周年記念エディション 9/27(金)発売!

▼詳細はこちらより!

The Beatles『アビイ・ロード』50周年記念エディション

タグ : Abbey Road 50th

掲載: 2019年10月07日 18:33