アンナー・ビルスマのバッハ4タイトルが日本独自企画でSACDハイブリッド化!
(1)J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲(全曲)(1979年録音)
(2)同:パルティータ ホ長調BWV1006 (原曲:無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第3番)、ソナタ ト短調BWV1013 (原曲:無伴奏フルート・ソナタ)、ソナタ イ短調BWV1003 (原曲:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番)
(3)同:ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ(全曲)
(4)同:無伴奏チェロ組曲(全曲)(1992年録音)
バロック・チェロの活動を長く続けてきたチェロ奏者、アンナー・ビルスマ氏が7月25日に逝去されました。享年85歳でした。ビルスマは1934年2月、オランダのハーグ生まれで、ハーグ音楽院で学び、59年にパブロ・カザルス国際チェロコンクールで第一位を獲得。62年からはオランダの名門オーケストラ、アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団の首席チェロ奏者を務めながらオリジナル楽器による演奏にも取り組み、グスタフ・レオンハルト(チェンバロ)、フランス・ブリュッヘン(フルート、リコーダー)らとともにオランダ発古楽運動の牽引者のひとりとして活躍しました。ビルスマ氏の業績を称え、代表的名盤のバッハをSACDハイブリットでリリースいたします。
(ソニーミュージック)
ビルスマ第1回目のオリジナル楽器によるバッハの無伴奏チェロ組曲。バッハの無伴奏を「歌う」音楽ではなく「語る」音楽だとするビルスマの演奏は、驚くほど多種多様なニュアンスに満ちており、バッハの譜面上の数多くの暗示に対するかつてない豊かな表現となっています。世界各国で高い評価を受けたまさしく名盤中の名盤、世界初SACD化!
(ソニーミュージック)
バッハ:
[DISC 1]
1. 無伴奏チェロ組曲 第1番 ト長調 BWV1007
2. 無伴奏チェロ組曲 第2番 ニ短調 BWV1008
3. 無伴奏チェロ組曲 第3番 ハ長調 BWV1009
[DISC 2]
4. 無伴奏チェロ組曲 第4番 変ホ長調 BWV1010
5. 無伴奏チェロ組曲 第5番 ハ短調 BWV1011
6. 無伴奏チェロ組曲 第6番 ニ長調 BWV1012
アンナー・ビルスマ(バロック・チェロ&チェロ・ピッコロ)
使用楽器:
※第1番~第5番 ゴッフリラー(1669年)/第6番 チェロ・ピッコロ(1700年頃)
録音:1979年4月、5月 エヒンクの教会 ランツフート バイエルン州 ドイツ
チェロ・ピッコロとは、16世紀の大型のチェロを元にして17世紀に発展した多種類のチェロの中の小型のチェロで、当時は5弦のチェロも存在しました。バロック・チェロの名匠アンナー・ビルスマは、バッハの「無伴奏チェロ組曲」で、第6番がこのチェロ・ピッコロが最適であることを実践してみせました。このアルバムはその後10年を経たあとに、ビルスマが取り組んだ前人未踏のもので、美しい銘器を自在に弾きこなしてバッハの世界を完璧に表現しています。
(ソニーミュージック)
バッハ:
1. パルティータ ホ長調BWV1006 (原曲:無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第3番
ホ長調BWV1006)
2. ソナタ ト短調BWV1013 (原曲:無伴奏フルート・ソナタ<パルティータ>イ短調BWV10
13)
3. ソナタ イ短調BWV1003 (原曲:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番イ短調BWV1003)
アンナー・ビルスマ(チェロ・ピッコロ)
使用楽器:
5弦のチェロ・ピッコロ(ノイナ=ホルンシュタイナー[1825年頃ミッテンヴァルト])
チェロ・ピッコロ編曲:アンナー・ビルスマ
録音:1988年7月 ベンネブルックの改革派教会 オランダ
バッハのヴィオラ・ダ・ガンバのためのソナタを、なんと5弦のチェロ・ピッコロとポジティフ・オルガンで演奏した意欲作。ビルスマは、「この楽譜にとって、ガンバは音が低すぎるように私には思える」という考えからあえてチェロ・ピッコロを採用、通常チェンバロで演奏されることの多い伴奏をポジティフ・オルガンにしたのは、「三声部の間の対等なバランスを確保するため」だと説明しています。ビルスマの深い考えによって実現したこの演奏は、より自由により緊密なアンサンブルが繰り広げられています。まさしくビルスマの慧眼が光る名盤と言えましょう。
(ソニーミュージック)
1. バッハ:ヴィオラ・ダ・ガンバのためのソナタ第3番 ト短調 BWV 1029
2. バッハ:ヴィオラ・ダ・ガンバのためのソナタ第2番 ニ長調 BWV 1028
3. バッハ:ヴィオラ・ダ・ガンバのためのソナタ第1番 ト長調 BWV 1027
4. J.C.F.バッハチェロと通奏低音のためのソナタ イ長調
アンナー・ビルスマ(チェロ・ピッコロ)
ボブ・ファン・アスペレン(ポジティフ・オルガン)
使用楽器:
5弦のチェロ・ピッコロ(チロル地方-製作年代:1700年頃)
可搬型のポジティフ・オルガン(ユトレヒト-制作年代:1985年)
チューニング・ピッチ:A=415Hz
録音:1990年5月 ベンネブルックの改革派教会 オランダ
ビルスマによる二度目のバッハの「無伴奏チェロ組曲」の全曲録音。ビルスマは1979年にバロック・チェロによる全曲録音(SEONレーベル)を行い、世界各国で高い評価を受けましたが、92年に行われたこの新録音では、1701年製の「セルヴェ」と呼ばれるストラディヴァリ、いわゆるモダン・チェロを使い、新たなアプローチでこの無限の可能性を秘めた「チェロのバイブル」に、新たな光を当てました。常に新たな可能性を追求してやまないビルスマの、果敢な挑戦です。
去る7月25日に亡くなったバロック・チェロの活動を長く続けてきたアンナー・ビルスマ(1934~2019)の業績を称え、ソニークラシカルより代表劇名盤のバッハ4タイトルを日本独自企画で世界初SACDハイブリット化されます
バッハ:
[DISC 1]
1. 無伴奏チェロ組曲 第1番 ト長調 BWV1007
2. 無伴奏チェロ組曲 第2番 ニ短調 BWV1008
3. 無伴奏チェロ組曲 第3番 ハ長調 BWV1009
[DISC 2]
4. 無伴奏チェロ組曲 第4番 変ホ長調 BWV1010
5. 無伴奏チェロ組曲 第5番 ハ短調 BWV1011
6. 無伴奏チェロ組曲 第6番 ニ長調 BWV1012
アンナー・ビルスマ(チェロ&チェロ・ピッコロ)
使用楽器:
※第1番~第5番 ストラディヴァリ「セルヴェ」(1701年)※モダン仕様/第6番 チェ
ロ・ピッコロ(1700年頃)※バロック・タイプ
録音:1992年1月、2月 アメリカ芸術院、ニューヨーク