レンツェッティ&カリアリ歌劇場によるレスピーギの知られざる“メルヘン・オペラ《眠りの森の美女》”
[Naxos Music 公式チャンネルより]
美しい音楽、夢のような舞台。レスピーギの知られざるメルヘン・オペラ《眠りの森の美女》!
「ローマ三部作」や「教会のステンドグラス」など華やかなオーケストレーションを施した作品で知られるイタリア近代の作曲家レスピーギ。「ローマの噴水」が大成功を収めた頃の1919年、バレエ・リュスの主宰者ディアギレフの依頼を受けてロッシーニの作品をオーケストラ用に編曲した「風変りな店」が人気を博しました。
この評判を聞きつけたのが、当時名声を馳せていた操り人形団「テアトロ・ディ・ピッコロ」のディレクター、ヴィットリア・アポドレッカ。彼はレスピーギにペロー原作の「何世紀も時を越えて眠る王女が、王子のキスで目を覚ますという」誰もが知っている“眠りの森の美女”に付ける音楽をレスピーギに依頼、これは、合唱とアンサンブルによる劇音楽として1922年に完成しましたが、レスピーギは1934年にこれを歌劇へと改変、全体に華麗なオーケストレーションを施し、主役たちに技巧的かつ魅力的なアリアを与えました。
2017年に収録されたこの映像は、オリジナルの「人形劇」のテイストを生かしつつ、瀟洒な衣装や美しい照明を用いて、更に幻想的な物語としての仕上がりを見せています。
女王からカエルまで多彩な役を歌い分けるヴィエタ・ピリペンコ、コロラトゥーラの技巧が見事な青の妖精役のシュシク・バルスミャン、颯爽とした王子を演ずるアントニト・ガンディアなど歌手も万全。
レスピーギならではの精緻な響きのオーケストラに乗って、カラフルな衣装を着けた登場人物が歌いながら踊る姿は魅力にあふれ、子供から大人まで楽しんでいただける作品です。
(ナクソス・ジャパン)
【曲目】
レスピーギ(1879-1936):歌劇《眠りの森の美女》(1922/1934改訂)3幕のおとぎ話
ジャン・ビストルフィ:台本
シャルル・ペローの童話:原作
【出演】
ヴィエタ・ピリペンコ(メゾ・ソプラノ)…女王/年を取った夫人/カエル
アンジェラ・ニシ(ソプラノ)…王女
アントニオ・ガンディア(テノール)…4月の王子
ヴィンチェンツォ・タオルミナ(バリトン)…王/大使
シュシク・バルスミャン(ソプラノ)…青の妖精、他
ドナート・レンツェッティ(指揮)
カリアリ歌劇場管弦楽団&合唱団
レオ・ムスカート(演出)
ジャーダ・アビエンディ(装置)
ルイジア・フラッタローリ(振付)
ティツィアーノ・マンチーニ(映像ディレクター)
【収録】
2017年2月7-10日 カリアリ歌劇場
[仕様]
総収録時間:88分
歌唱:イタリア語
ステレオ2.0/DTS-HD5.1(Blu-ray)
字幕:日本語・ドイツ語・英語・フランス語・韓国語
画面:16:9
REGION A.B.C…Blu-ray
Blu-ray…単層25BD 1080i High Definition
[仕様]
総収録時間:88分
歌唱:イタリア語
ステレオ2.0/DTS5.1(DVD)
字幕:日本語・ドイツ語・英語・フランス語・韓国語
画面:16:9
REGION All(Code:0)…DVD
DVD…片面2層ディスク
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2020年02月17日 00:00