カウンターテノール、フランコ・ファジョーリの新録音はレオナルド・ヴィンチのオペラ・アリア集!
ナポリ楽派作曲家の生命力と表現力にあふれるアリア集
現代最も優れたカウンターテノールの一人、アルゼンチン出身のフランコ・ファジョーリの最新アルバムは、スカルラッティ、ペルゴレージやポルポラも属しているナポリ楽派の作曲家レオナルド・ヴィンチのオペラ・アリア集です。
ファジョーリ初来日となった2018年の公演ではすさまじい声の魅力で聴衆の心を鷲掴みしました。アンコールでは熱烈なファンのリクエストに応えて、ヴィンチの歌劇「アンタルセ」のアリアも披露しました。
ヴィンチの音楽は生命力と劇的表現にあふれ、カストラートが君臨していた時代に、新しい世代の歌手たちがダ・カーポ・アリアやカント・フィオリートで輝きを見せました。特にメタスタージオの台本に基づいているアリアは暗喩を用いて主人公の心の様を表現しています。
伴奏を務めるのはバロック・オーケストラの名門イル・ポモ・ドーロ。
収録曲のうち7曲が世界初録音となっています。
(ユニバーサルミュージック)
『レオナルド・ヴィンチ:Veni, Vidi, Vinci』
【曲目】
レオナルド・ヴィンチ(1690-1730):
1) Sembro quell’usignolo(歌劇『Il trionfo di Camilla』第3幕)*
2) Piu non so fingersdegni(歌劇『Il trionfo di Camilla』第3幕)*
3) Ove corri?(歌劇『L’Ernelinda』第2幕)
4) Sorge talora fosca l’aurora(歌劇『L’Ernelinda』第2幕)
5) Gelido in ogni vena(歌劇『Siroe, re di Persia』第3幕)
6) Quell’usignolo che innamorato(歌劇『Gismondo, re di Polonia』第1幕)*
7) Barbara, mi schernisci(歌劇『La Rosmira fedele (Partenope)』第3幕)
8) Nave altera(歌劇『Gismondo, re di Polonia』第1幕)
9) Nube di denso orrore(歌劇『L’Ernelinda』第1幕)*
10) Sull’ali del suo amor(歌劇『L’Ernelinda』第3幕)*
11) Vil trofeo d’un’alma imbelle(歌劇『Alessandro, nell’Indie』第1幕)*
12) Scherzo dell’onda instabile(歌劇『Il Medo』第1幕)*
13) O da me troppo offesa(歌劇『IL Medo』第2幕)
14) Sento due fiamme in petto(歌劇『Il Medo』第2幕)
*世界初録音
【演奏】
フランコ・ファジョーリ(カウンターテノール)
イル・ポモ・ドーロ
ゼフィーラ・ヴァロヴァ(コンサートマスター)
【録音】
2019年5月8-14日、イタリア、ロニーゴ、ヴィラ・サン・フェルモ
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2020年03月05日 00:00