シゲティの名盤J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタとパルティータ全曲がオリジナル装丁でLP復活!
録音史上に燦然と輝く超名盤「シゲティのバッハ無伴奏」が
VanguardオリジナルデザインのLPとして復刻!
全世界500セット完全限定生産、国内流通は日本語解説付き!
1962年に米ヴァンガードより初発売され世界的な評判を呼び、LP時代はシェリング盤とともに覇を競ったヨーゼフ・シゲティのバッハ/無伴奏ヴァイオリン・ソナタとパルティータ全曲が初めてオリジナル装丁でLP復活します。もともとは米コロムビアが1955~56年にモノラル録音したものですが、米コロムビアはこの録音をお蔵入りさせてしまい、1958年にはシゲティとの録音契約自体を更新しなかったため、原盤権を米ヴァンガードに売却したのでした。
この録音が1962年にようやく初発売されたとき、喜んだシゲティは、同年イタリアでのパガニーニ・コンクールの審査員となった際、グリュミオーや他の審査員の一人一人に、このバッハのレコードを配って歩いたというエピソードが残っています。晩年に自宅のレッスンで、弟子の佐藤陽子と「シャコンヌ」をハイフェッツのLPと聴き比べたとき、シゲティは「やはりヨシュカ(ヨーゼフの幼名)の方が良い!」と言って満足していたそうです。
今回はオリジナル・マスターテープから最新リマスタリングされた日本のグローバル・カルチャー・エージェンシーの音源を用い、韓国のメーカーが外箱のデザインはもちろん、インナーの英文解説まで忠実に再現するもので、その出来上がりが期待されます。
(タワーレコード 商品本部 板倉重雄)
全世界500セット限定生産。VanguardのオリジナルLPデザインを可能な限り再現して復刻した見事な仕上がりの逸品です。オリジナルLPは今や高額でやり取りされるプレミア商品となっていますので、丁寧な復刻は大歓迎。音質も良好と言えます。
シゲティのバッハ無伴奏と言えば泣く子も黙る超名盤。強烈なまでに愚直な歌いっぷり、芯のある骨太の音色、決して緩むことのない緊張度、妥協なき世界。その演奏はまさに至高、バッハ演奏の神髄。愛蔵版としてぜひ手元に置いておきたい演奏です。
国内レーベルGlobal Culture Agencyの協力により韓国のSound Tree社が制作した輸入盤です。オリジナルLPの発売元であるVanguardの供音源から作られた2017年発売のXRCD盤(GCAC-1002/3)のマスターをもとに、Sound Tree社がLP用のマスタリングを施し、韓国のMachang Music & Pictures社がプレスし製品化しました。日本国内では輸入盤の上から日本語解説と帯を付けた国内盤仕様として、キングインターナショナルが独占流通をいたします。日本語解説にはオリジナルLPの解説書からの日本語訳と、新規書き下ろし解説の両方が掲載されおり、シゲティの芸術についてより理解が深まること請け合いです。
幼少時に大ヴァイオリニストのヨアヒムや大ピアニスト・作曲家のブゾーニと出会い、その音楽的才能を大きく開花させたヨゼフ・シゲティ(1892~1973)。バッハの無伴奏と言えば『シャコンヌ』等ほんの一部が技巧的ショウピースとして取り上げられるのみだった時代において、他ならぬ彼こそが全曲を演奏し聴かせる先駆者だったことも忘れてはなりません。それでいて現在なお至上の名演として君臨する彼のバッハ録音は、カザルスの『無伴奏チェロ組曲』録音と双璧を成す、世にまたと無い「偉業」と言えるでしょう。
Sound Tree社は今後もマニアックな商品のLPおよびCDの復刻を企画しています。ぜひご注目ください。
(キングインターナショナル)
オリジナルの英文解説も復活!(日本語訳付き)
無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ BWV1001~1006(全曲)
輸入盤・日本語帯・解説付
モノラル
[LP1]
A面:ソナタ第1番ト短調 BWV1001
B面:パルティータ第1番ロ短調 BWV1002
[LP2]
A面:ソナタ第2番イ短調 BWV1003
B面:パルティータ第2番ニ短調 BWV1004
[LP3]
A面:ソナタ第3番ハ長調 BWV1005
B面:パルティータ第3番ホ長調 BWV1006
【演奏】
ヨゼフ・シゲティ(ヴァイオリン)
【録音】
1955年10月17-18日(ソナタ)、1955年7月(パルティータ第1番)、1955年10月18・20日(パルティータ第2番)、1956年3月2日(パルティータ第3番)/ニューヨーク30番街、CBSレコーディングスタジオ
プレス:Machang Music & Pictures(韓国)
カテゴリ : ニューリリース | タグ : 高音質(クラシック) クラシックLP
掲載: 2020年03月06日 18:00