Calabria Foti(カラブリア・フォーティ)|45回転 180重量盤『In the Still of the Night(夜の静けさに)』
「プレリュード・トゥ・ア・キス」「恋に過ごせし宵」と立て続けに高音質LP盤を発売し、ヒットを続けているアメリカ人女性ジャズボーカリスト、カラブリア・フォーティ。2017年作品のコールポーター作品集「夜の静けさに」が高音質45回転盤重量盤LP2枚組で登場!
コール・ポーター作の有名スタンダード曲をジャズ・コンボをバックに華麗に唄ったこの作品は安定感のある歌唱力はもちろん、録音の良さでも定評があった。女性ヴォーカル・ファン、アナログ・ファン、オーディオ・ファン待望の注目盤!ジャズ批評「ジャズオーディオ・ディスク大賞 2017」ヴォーカル部門、銅賞受賞作品。
LP化にあたってはアナログレコード最盛期にドイツ、ノイマン社で製造されたカッティングシステムを使用。カッティングエンジニアは北村勝敏氏(MIXER'S LAB)。45回転盤仕様でスモールコンボをバックにカラブリア・フォーティが目の前で唄っているような生々しいサウンドが捉えられた。
ニューヨークで生まれ、父親はトロンボーン奏者、母親はピアニストという音楽一家の中で育ったカラブリア・フォーティ。2007年に録音された作品『恋に過ごせし宵』はアルバム内容、またジャケットの素晴らしさで一躍注目を浴びる。キングレコードより発売された国内盤CDが長い間廃盤になってたが、2017年にCDが再発売され再び脚光を浴びた。カラブリアの一連の作品のアナログ化は当時からファンの要望も多かった。
ストリングス・オーケストラをバックに歌うカラブリアも良いが、スモール・ジャズコンボをバックにしたこの作品も魅力的だ。エディ・ダニエルズの円熟したクラリネットプレイも随所で聴くことができ、この作品を盛り上げている。コール・ポーターの作品集なのでどの曲も様々なジャズメンやボーカリスト達がとりあげた有名曲ばかり。重厚なチェロのアルコから始まるアルバムの最後に収録されているタイトルチューンの「In the Still of the Night(夜の静けさに)」はまさに夜の静寂を感じさせるハイライト曲である。女性ジャズ・ヴォーカルファン、アナログレコードファン、オーディオファンには絶対に見逃せないアルバムである。
国内プレス 完全限定生産盤 45回転 180g重量盤
【収録曲】
LP1
[A]
1. Just One of Those Things 4:07
2. Miss Otis Regrets 3:40
3. Anything Goes 4:09
[B]
1. What Is This Thing Called Love 5:14
2. Night and Day 4:35
LP2
[A]
1. I Concentrate on You 5:22
2. Every Time We Say Goodbye 4:43
3. Get Out Of Town 3:18
[B]
1. It's All Right With Me 4:14
2. So In Love 5:41
3. In the Still of the Night 4:01
【メンバー】
Calabria Foti (vocals), Michael Patterson (piano), Eddie Daniels (clarinet), Gene Bertoncini (guitar), Richard Locker (cello), Bob McChesney (trombone), Ike Sturm (bass), Jared Schonig (drums)
2017年録音作品
『In the Still of the Night(夜の静けさに)』CD
45回転盤180g重量盤LP
掲載: 2020年04月16日 09:24