陸上自衛隊中部方面音楽隊/鶫真衣(ソプラノ)、初CD化となる奉祝曲“Ray of Water”を含む3rd アルバムをリリース!『そして、未来へ』(CD+DVD)
「いのちの大切さ」「人の心を晴れやかにする」をテーマにした過去2作に続く、3部作の最終作となる今作は「未来への希望やエール」を主題に収録曲の選曲を行いました。
鶫真衣が作詞、村松崇継が作曲を担当したオリジナル曲“そして、未来へ”のほか、朝ドラ「エール」でも注目を集める古関裕而作曲の“栄冠は君に輝く(夏の全国高等学校野球選手権大会の歌)“、『天皇陛下御即位をお祝いする国民祭典』で嵐が歌唱した奉祝曲“Ray of Water“を世界初CD収録するなど、幅広く訴求できる収録内容となっています。また、“Ray of Water“及び“そして、未来へ”のミュージックビデオをDVDへ収録します。
(コロムビア)
【曲目】
<CD>
1. 栄冠は君に輝く(作詞:加賀大介/作曲:古関裕而)
2. 火の鳥(作詞:谷川俊太郎/作曲:ミッシェル・ルグラン)
3. 組曲“Ray of Water”第1楽章 海神(作曲:菅野よう子)
4. 組曲“Ray of Water”第2楽章 虹の子ども(作曲:菅野よう子)
5. 組曲“Ray of Water”第3楽章 Journey to Harmony(作詞:岡田惠和/作曲:菅野よう子)
6. 旅立ちの日に(作詞:小嶋 登/作曲:坂本浩美)
7. 波雫(作詞:菅野祥子/作曲:菅野祥子)
8. World Dreams with Chorus(作詞:麻衣/作曲:久石 譲)
9. 日本の四季メドレー(早春賦~浜辺の歌~赤とんぼ~ペチカ)
10. 威風堂々(作詞:鶫 真衣/作曲:エドワード・エルガー)
11. そして、未来へ(作詞:鶫 真衣/作曲:村松崇継)
※編曲(全曲):三浦秀秋
<DVD>
1. そして、未来へ Music Video
2. 組曲“Ray of Water”第3楽章 Journey to Harmony Music Video
【演奏】
演奏:陸上自衛隊中部方面音楽隊
指揮:隊長3等陸佐 柴田昌宜
ソプラノ:3等陸曹 鶫真衣
菅野よう子 コメント
「息を合わせる」という言葉が文字通りの意味で伝わる、本当に素晴らしい演奏です。
鶫真衣 コメント
この度、3枚目となるCDアルバムのレコーディングをさせていただきました。
3回のレコーディングを通じて、本当に多くのことを学び一人では決して得ることができない貴重な経験をさせていただきました。
自衛隊に入隊して6年が経ち、様々な場所で演奏させていただく中で私が強く感じたことは「音楽の力」です。「音楽」には無限の可能性がたくさん詰まっていて、時には人に夢を与え、愛を与え、悲しみを乗り越える力を与え、希望を与えます。私自身も、音楽からそして聴いてくださった皆様の温かい姿や言葉からたくさんの夢や感動をいただきました。
悲しい出来事や暗い世の中の現実に夢を描けなくなることもあります。それでも夢や目標を見つけ描き続けることは、人間が生きていく上でのとても大切なエネルギーであり、身体に流れる熱い情熱へと繋がることを強く感じます。
今回のアルバム「そして、未来へ」は、夢を描くことの大切さと素晴らしさを伝えたい!との想いで歌わせていただきました。
村松崇継さんが書き下ろしてくださった「そして、未来へ」は、この地球に生きるすべての人々の未来が、平和や夢と希望で溢れるようにとの願いが込められています。
また、菅野よう子さんが作曲され、天皇皇后両陛下に捧げられた奉祝曲「Ray of Water」は、令和の新時代を歩む私たちが調和の響きを奏で、水が流れるこの自然や広大な海、鳥たちが羽ばたく大きな空を信じ、共に笑い、未来へと歩いて行こうというメッセージが込められた壮大な曲です。
素晴らしい曲の数々を歌わせていただけた喜びをかみしめ、このCDを聴いてくださった方々に、夢があふれ輝く未来が訪れますよう心から願っています。
最後に、CD制作に関わってくださったすべての方に感謝致します。
音楽隊長 柴田昌宜 コメント
第1作「いのちの音」、第2作「ハレオト」に続き、第3弾のアルバム「そして、未来へ」の発売にあたり、私たち中部方面音楽隊の演奏をお届けできますこと心より感謝いたします。
3作目となる本アルバムには、天皇陛下御即位を寿ぐ奉祝曲「Ray of Water」をはじめ、村松崇継さん作曲、鶫真衣作詞でタイトル曲にもなった「そして、未来へ」や、「栄冠は君に輝く」「威風堂々」など鶫3曹の伸びやかな歌声と私たち中部方面音楽隊の豊かなサウンドを存分に発揮できる曲目を収めました。
その中でも「Ray of Water」は、新しい時代を迎えた令和元年11月9日、皇居前広場で催された天皇陛下御即位をお祝いする国民祭典において、天皇皇后両陛下がご臨席される中で初演された菅野よう子さん作曲の奉祝曲です。全3楽章を通して令和の時代の輝かしい幕開けと、陛下のお人柄、国民が手を合わせて新しい時代を歩んでいく姿が表現され、深い感動を感じずにはいられない作品です。今回のレコーディングではピアニストのマシュー・ローさんにご参加いただき、澄みきった水面に光がきらめくような素晴らしい演奏をくださいました。
近年、多発する自然災害やコロナウィルスの世界的流行、経済の先行きの不透明感など、不安や閉塞感を感じる日々が少なからずあります。オリジナル曲「そして、未来へ」の制作にあたって村松さんとお話しする中で、いま子供たちが夢を描きにくい世の中になっていますが、それはとても悲しいことで、若者が未来に夢や希望を抱けきその背中を後押しできるような曲にしたいとの想いを共有して作りあげました。詞の内容やメロディが見事に一致し、どんな困難でも未来を見つめて歩んでいけるそんな素敵な曲に仕上がりました。是非多くの若い方々に聴いていただき、ときには一緒に歌っていただけると嬉しく思います。
このアルバムが多くの方々の勇気や支えになれますよう願っています。
【プロフィール】
陸上自衛隊 中部方面音楽隊
中部方面音楽隊は、兵庫県伊丹市に所在する方面総監直轄の音楽隊。
昭和35年1月に創隊以来、近畿・東海・北陸・中国・四国の2府19県の広範囲にわたり、年間約100回に及ぶ演奏活動を行う。
主な活動として、隊員の士気高揚のための演奏をはじめ、自衛隊の儀式及び国家的諸行事での式典演奏や定期演奏会、室内楽演奏会、ファミリーコンサートなどの各種演奏会があり、その他にも各府県市町村及び諸団体の公共的行事に参加し、中部方面隊の活動を幅広く広報を行う。また、学生を対象とした演奏指導も積極的に取り組んでおり、地域の皆様から親しまれる音楽隊として活動中。
音楽隊長 / 3等陸佐 Commanding Officer / Major
柴田昌宜 Masanori Shibata
大阪音楽大学卒業(トランペット)、同大学専攻科修了(指揮)。
2003年、陸上自衛隊に一般幹部候補生として入隊。幹部候補生学校での教育を経て中央音楽隊所属となり、全国音楽隊員への教育を担当。2007年から第15音楽隊長(沖縄)を務め、2011年には東京藝術大学(派遣履修生)にて研鑽を積む。2012年から中央音楽隊運用訓練班長を務め、2015年から防衛省陸上幕僚監部広報室において陸上自衛隊の広報を担当。2017年3月、第20代中部方面音楽隊長に着任し現在に至る。
この間、2007年にはザルツブルク・モーツァルテウム音楽院国際マスタークラスに参加してディプロマを取得するとともに、優秀者演奏会に選出されドイツカンマーフィルハーモニーを指揮。また、米国防総省における日米記念式典での指揮やパプアニューギニア国防軍軍楽隊の能力構築支援事業等、音楽隊による国際交流にも貢献。
これまでに、指揮を松尾昌美、夏田昌和、P.ギュルケ、作曲法を川島素晴、トランペットを橋爪伴之、D.ドワヨン、竹森健二の各氏に師事。兵庫県出身。
ソプラノ / 3等陸曹 Soprano / Sergeant
鶫 真衣 Mai Tsugumi
陸上自衛隊中部方面音楽隊のソプラノ歌手。
国立音楽大学、洗足学園音楽大学大学院で声楽を専攻し、2014年に陸上自衛隊で初めてとなる声楽要員として入隊。音楽隊の定期演奏会をはじめ、日本武道館での自衛隊音楽まつりやプロ野球開幕戦での国歌独唱など数多くの演奏会に出演。日本テレビ系列「真相報道バンキシャ」にて自身の特集が放送されるなど陸上自衛隊の歌姫として幅広く活動している。
南日本音楽コンクール優秀賞、若き音楽家のためのコンクール最優秀賞、フレッシュコンサート最優秀賞と審査員グランプリ賞をはじめ数多くのコンクールに入賞。
これまでに声楽を串田淑子、澤畑恵美、中村智子、ウーヴェ・ハイルマン各氏に師事。
石川県金沢市出身。
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2020年04月21日 00:00