ラトル&ロンドン響最新盤はヤナーチェク!ラトル入魂の歌劇“利口な女狐の物語”&シンフォニエッタ!(2枚組SACDハイブリッド)
ラトル&LSO最新盤
ラトル入魂の《利口な女狐の物語》
LSO の底力発揮の大迫力シンフォニエッタ!!
ラトル&LSO最新盤は、LSOの本領発揮ともいえる迫力に満ちたヤナーチェクの『利口な女狐の物語』とシンフォニエッタ。
『利口な女狐の物語』はラトルにとって特別な作品。「私がオペラ指揮者になろうと思ったきっかけの作品であり、今でも他のどの作品よりも簡単に涙が出てくる作品の一つ」と語ります。
この録音は、ピーター・セラーズの演出によるセミ・ステージ形式上演のライヴですが、選び抜かれたキャストたち、そしてラトルの思い入れを十二分にくみ取って反応しているLSOの面々による見事な化学反応が炸裂している演奏となっております。
ビストロウシュカにはイギリスで絶大な人気を誇るルーシー・クロウ、そして森番にはカナダ出身で英国で声楽を学んだジェラルド・フィンリー(ハイティンク指揮LSOの第九などでも共演)、そして森番の妻は、イサンゴ・アンサンブル(南アフリカ)で作・編曲家としても活躍するポーリン・マレファネと世界で活躍する多彩な歌手たちが集い、人生のめぐりあいやサイクルをセンチメンタルに描いた作品世界が見事に描かれています。
そして「シンフォニエッタ」はLSOの底力が遺憾なく発揮された秀演。終楽章で冒頭のファンファーレが回帰し盛り上がっていく様は見事。それぞれの管楽器パートの力強さ、そしてLSOの持ち味であるブラスの絶妙なブレンド具合がこれ以上ないかたちで爆発しています。
残念ながら2020年の同コンビの来日は中止となってしまいましたが、ラトルとLSOの抜群の信頼関係だからこそ実現可能なエネルギーに満ちた演奏を、ぜひご体験ください!
(キングインターナショナル)
『ヤナーチェク:歌劇《利口な女狐の物語》、シンフォニエッタ』
【曲目】
ヤナーチェク:
[CD1]
歌劇《利口な女狐の物語》
1-12.第1幕
13-30.第2幕
[CD2]
1-14.第3幕
15-19.シンフォニエッタ
【演奏】
サー・サイモン・ラトル(指揮)
ロンドン交響楽団
森番:ジェラルド・フィンリー(バリトン)
森番の妻:ポーリーン・マレファネ(ソプラノ)
校長:ピーター・ホアー(テノール)
司祭:ヤン・マルティニク(バス)
ハラシュタ:ハンノ・ミュラー=ブラッハマン(バス)
パーセク:ヨナ・ハルトン(テノール)
パーセクの妻:アンナ・ラプコフスカヤ(メゾ・ソプラノ)
ペピーク:ポピー・デウィッド(子役)
ペピークの友達フランティーク:インジ・ガリエット=ジャコビー(子役)
子供の頃のビストロウシュカ:サオワーズ・エクセルビー(子役)
ビストロウシュカ:ルーシー・クロウ(ソプラノ)
ロンドン交響楽団合唱団
(合唱指揮:サイモン・ホールジー)
【録音】
2019年6月27,29日(利口な女狐の物語/ピーター・セラーズ演出によるセミ・ステージ形式上演のライヴ録音)
2018年9月18-19日(シンフォニエッタ)
バービカン・ホール
2.0STEREO&5.1multi-channel
カテゴリ : ニューリリース | タグ : 高音質(クラシック) SACDハイブリッド(クラシック)
掲載: 2020年08月20日 00:00