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2人の名テノールの競演!マイケル・スパイアーズ&ローレンス・ブラウンリー~『友とライバル』~ロッシーニ:オペラ・アリアとデュエット集

ロッシーニ

2人の名テノールによる、レガートとコロラトゥーラ技術を駆使したロッシーニ・アリアの競演!

世界中を席捲するテノール歌手、マイケル・スパイアーズと、「ロッシーニ歌手」として唯一無比の存在、ローレンス・ブラウンリーが歌うロッシーニのアリア集。アルバムには1815年から1826年に作曲された7作の歌劇からアリア、二重唱、三重唱が収録されており、「セビリャの理髪師」以外は、どれもナポリのサン・カルロ歌劇場に関連を持つ作品で、ロッシーニは特定の歌手を想定して曲を書き上げたことで知られています。ジョヴァンニ・デイヴィッドやマヌエル・ガルシア、ルイージ・ザンボーニら、当時を代表する歌手であった彼らは、誰もが高度なテクニックを有しており、ロッシーニは歌い手の持ち味を徹底的に生かすべく華麗なアリアを与えました。

スパイアーズとブラウンリーは2018年にアムステルダム・コンセルトヘボウで初共演を果たしました。声質はお互い異なるものの、2人ともレガートとコロラトゥーラ技術を駆使することが可能であり、19世紀のテノールたちの饗宴を現代に再現することが可能だったのです。また、彼らは初共演の10年以上も前から知り合いであり、スパイアーズは常にブラウンリーを高く評価していたといい、「ブラウンリーとは友人でもあり、良きライバルでもある」と語っています。

アルバムでは、明瞭で美しいテノールの響きを持つブラウンリー、バリトンに近い声質を持ち即興的なフレーズを得意とするスパイアーズ、2人の輝かしい声を存分に楽しめるだけではなく、いくつかの曲に登場する若きメゾ・ソプラノ、タラ・エロートと、同じく新進気鋭のスペインのテノール、サビエル・アンドゥアーガの熱唱も作品に花を添えています。
(ワーナーミュージック)

『友とライバル』~ロッシーニ:オペラ・アリアとデュエット集
【曲目】
ロッシーニ:
1) 歌劇『セビリャの理髪師』より
「あの不思議にして万能の」

2-5) 歌劇『リッチャルドとゾライデ』より
「S’ Ella mi e ognor fedele」
「Qual sara mai la gioia」
「Donala a questo core」
「Teco or sara」

6-7) 歌劇『湖上の美人』より
「Nume! Se a’mei sospiri」
「Qual pena in me gia」

8) 歌劇『イングランドの女王エリザベッタ』より
「Deh! Scusa i trasporti」

9-11) 歌劇『オテロ』より
「Non m'inganno: al mio rivale」
「Ah! vieni, nel tuo sangue vendichero le offese」
「Che fiero punto e questo」

12-14) 歌劇『コリントの包囲』より
「Grand Dieu, faut-il qu'un peuple」
「Cher Cleomene」
「Celeste providence」

15) 歌劇『アルミーダ』より
「In quale aspetto imbelle」

【演奏】
マイケル・スパイアーズ(テノール)[1,4,5,7-11,13-15]
ローレンス・ブラウンリー(テノール)[1-8,10,11,13-15]

タラ・エロート(メゾ・ソプラノ)[6,7,11,14]
ザビエル・アンドゥアーガ(テノール)[3,9]
イ・ヴィルトゥオージ・イタリアーニ
コッラード・ロヴァリス(指揮)

【録音】
2019年7月30日-8月3日、ヴェローナ、リストーリ劇場

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2020年09月04日 00:00